今日はセリエAのボローニャ対インテルを見ていました。インテルのシステムは、おなじみの「カンビアッソシステム」で、アンカーのカンビアッソ(19番)がパスを散らし、相手のカウンターでは仁王立ちして遅らせて味方の帰陣を待つものです。この試合では長友佑都が負傷交代したので、長友の良さをチェックするには至りませんでしたが、私が着目したのは対戦相手のボローニャでした。
最初、ボローニャの布陣はなかなかチェックできませんでした。NHK-BSでは表示してありましたが、私は自分で見た印象を優先するので、「おかしい、この布陣は誰がどこにいるかわからない」という印象が続きました。4バックや5バック、時には6バックにもなる最終ラインは入れ替わりが激しく、前半は布陣確認を断念するほどでした。
しかし、後半になってようやくその印象の理由がわかりました。基本戦術は3-6-1ですが、ボローニャはボールサイドに寄ったらポジションに関係なく一番近い選手が絡むルールになっているようです。そのため、CBがボランチにいたり、アウトサイドが最終ラインにいたりするポジションチェンジは頻繁で、写真の布陣は「最大公約数」です。
これはサッカーをやっている少年には意識して欲しい考え方で、一番ボールに近い選手がチェックに行くのはできても、ポジションが空いたら他の選手がカバーするところはできないチームもあるかもしれません。このポジションチェンジは、高いレベルでサッカーをするには必須条件と思うので、是非意識して欲しいと思います。もっとも、このサッカーはボローニャにはきついサッカーでもあり、足をつる選手がボローニャには続出していましたが。
ボローニャの攻撃は、トップ下のディアマンティ(23番)が軸でした。彼は高いテクニックを持っていてボールが収まるトップ下で、決定的なパスを供給するのが売り物です。ボローニャの先制点もディアマンティのドリブルが潰されたところからのカウンターでコネ(33番)が決めた形でした。
逆にインテルは、再三の決定機にあと一歩が出ませんでした。最後のファン(5番)のミドルシュートはいい形でしたが、無情にもクロスバーを叩き、インテルは勝てる試合を引き分けてしまいました。セリエAはアウェイで勝つのは難しいと長年言われていて、ACミランがサッキ監督のゾーンプレスで席巻した当時、選手は「アウェイで勝ち点3を狙うんですが?」と監督に確認したほどです。そんなボローニャの底力で、インテルは決めきれなかった試合でした。
最初、ボローニャの布陣はなかなかチェックできませんでした。NHK-BSでは表示してありましたが、私は自分で見た印象を優先するので、「おかしい、この布陣は誰がどこにいるかわからない」という印象が続きました。4バックや5バック、時には6バックにもなる最終ラインは入れ替わりが激しく、前半は布陣確認を断念するほどでした。
しかし、後半になってようやくその印象の理由がわかりました。基本戦術は3-6-1ですが、ボローニャはボールサイドに寄ったらポジションに関係なく一番近い選手が絡むルールになっているようです。そのため、CBがボランチにいたり、アウトサイドが最終ラインにいたりするポジションチェンジは頻繁で、写真の布陣は「最大公約数」です。
これはサッカーをやっている少年には意識して欲しい考え方で、一番ボールに近い選手がチェックに行くのはできても、ポジションが空いたら他の選手がカバーするところはできないチームもあるかもしれません。このポジションチェンジは、高いレベルでサッカーをするには必須条件と思うので、是非意識して欲しいと思います。もっとも、このサッカーはボローニャにはきついサッカーでもあり、足をつる選手がボローニャには続出していましたが。
ボローニャの攻撃は、トップ下のディアマンティ(23番)が軸でした。彼は高いテクニックを持っていてボールが収まるトップ下で、決定的なパスを供給するのが売り物です。ボローニャの先制点もディアマンティのドリブルが潰されたところからのカウンターでコネ(33番)が決めた形でした。
逆にインテルは、再三の決定機にあと一歩が出ませんでした。最後のファン(5番)のミドルシュートはいい形でしたが、無情にもクロスバーを叩き、インテルは勝てる試合を引き分けてしまいました。セリエAはアウェイで勝つのは難しいと長年言われていて、ACミランがサッキ監督のゾーンプレスで席巻した当時、選手は「アウェイで勝ち点3を狙うんですが?」と監督に確認したほどです。そんなボローニャの底力で、インテルは決めきれなかった試合でした。