Kobby loves 埼玉&レッズ

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W杯欧州予選プレーオフ決着

2013-11-22 21:19:06 | ワールドサッカー
ベルギー戦は早朝の中継を見ていましたが、寝ぼけ眼で試合を分析できるほどの集中力で見ておらず、試合分析は後日ビデオで見てからにします。穴埋めネタで、W杯欧州予選のプレーオフが決着したので記事にします。

・フランス対ウクライナ

第1戦(ウクライナホーム)2-0ウクライナ勝利、第2戦(フランスホーム)3-0フランス勝利でトータルスコアでフランスがW杯出場です。楽な組だと予想していたフランスがまさかのもたつきでしたが、崖っぷちから2点差をひっくり返して鮮やかなW杯出場を決めました。ベンゼマ(Rマドリード)、ナスリ(マンC)、サーニャ(アーセナル)など、タレントには事欠かないチームで、出てくれば優勝候補になると期待しています。

・ポルトガル対スウェーデン

第1戦(ポルトガルホーム)1-0ポルトガル勝利、第2戦(スウェーデンホーム)3-2ポルトガル勝利でポルトガルがW杯出場です。プレーオフ最大の好カードは、Cロナウド(Rマドリード)が4点を挙げる活躍でポルトガルが連勝して突破しました。パスをつなぎ中盤の強さを誇るポルトガルのチームとしての強さを、W杯では見られると思うと楽しみですが、イブラヒモビッチをW杯で見られない残念さもあります。

・アイスランド対クロアチア

第1戦(アイスランドホーム)0-0、第2戦(クロアチアホーム)2-0クロアチア勝利でクロアチアがW杯出場です。FWマンジュキッチ(バイエルン)、MFモドリッチ(Rマドリード)を誇るクロアチアが選手の名前では格上ですが、無名軍団のアイスランドはよく頑張ったと思います。元スウェーデン代表監督のラーゲルベックが指揮し、冬でもプレーできるドームのグラウンドを整備したりとアイスランドのサッカーに賭ける情熱は確かで、今回は結果が出ませんでしたが欧州に新勢力出現をアピールしました。個人的には前転でスローインするアイスランドの攻撃的MF(名前失念)がW杯で見られないのは残念ですが。

・ギリシャ対ルーマニア

第1戦(ギリシャホーム)3-1ギリシャ勝利、第2戦(ルーマニアホーム)1-1でギリシャがW杯出場です。このカードに関しては情報不足でわかりませんが、ギリシャが2004年欧州選手権優勝以来力をつけ、W杯常連になるほどのチームになったことを証明したと思います。

また、大陸間プレーオフでウルグアイとメキシコのW杯出場も決まり、32カ国が出揃いました。波乱はあまりなくどの組に入っても日本は厳しそうだと思いますが、12月上旬の抽選は楽しみに待ちたいと思います。
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四つ相撲の教本(二代目貴乃花)

2013-11-22 21:02:25 | 他スポーツ
先日、横綱白鵬が貴乃花の持っていた史上6位の幕内勝利数702勝を塗り替えました。白鵬はいろんな記録を打ち立てているので、北の湖や千代の富士、貴乃花といった私の青春時代の関取衆の名前が出てくるのは懐かしいです。その中では取り口が印象的だった貴乃花を取り上げます。

貴乃花は明大中野中学を卒業して、兄の若乃花と一緒に当時の藤島部屋に入門しています。当時の兄弟子、安芸乃島によれば入門の時点で三段目中位の力はあったそうで、新弟子時代から将来を嘱望された力士でした。北の湖からも「私の最年少横綱記録は間違いなく破られるでしょう」と言われていました。

出世は順調で、17歳で新十両、18歳で新入幕と昇り竜の勢いでした。今でも取り口を思い出せるのは、平成3年夏場所の初日に18歳で対戦した千代の富士との一番です。右を浅く差して千代の富士の左上手を許さず、低い体勢を保って寄り切って千代の富士を破り、千代の富士はその後引退を表明し鮮やかな世代交代になりました。

貴乃花は、大関以下で通算8回優勝という、前代未聞の珍記録も作っています。当時、横綱昇進には何が何でも二場所連続優勝しなければ上げないと、横審がかたくなになっており、不可解な昇進見送りなどもあって最年少横綱は残念ながら達成できませんでした。

貴乃花で思い出すのは、相撲巧者という事実です。当時の貴乃花に四つになったら絶対に勝てないと言われていたほどで、金星を配給するときは突き押し相撲の相手でした。右四つでも左四つでも取れた柔軟性も武器で、貴乃花相手に四つになったら、大抵相手は上手まわしを切られてしまい、腰を落として寄り切る必勝パターンに持ち込まれてしまいました。そういう相撲も、相手に怪我をさせたくないという配慮だったと思います。

そんな貴乃花が、唯一荒々しさを見せたのが、最後の優勝になった2001年夏場所の武蔵丸との優勝決定戦でした。当時、半月板を損傷していた貴乃花の出場は絶望的と言われていましたが、師匠の休場勧告を振り切って出場します。本割では武蔵丸に一方的に敗れますが、決定戦で奇跡的な上手投げで武蔵丸を破り優勝します。

このときの貴乃花の鬼の形相は今でも鮮明に記憶に残っており、相撲は五穀豊穣を祈願する神事でもありますが、その「神」が宿った瞬間として忘れられません。今はダイエットして体重も100kgを切り、言われなければ貴乃花とわからないくらいですが、一時代を作った同世代の大横綱という記憶は私の中で鮮やかです。
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