Kobby loves 埼玉&レッズ

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良くないときのマンU(マンU対サウサンプトン)

2013-11-19 21:04:40 | ワールドサッカー
今日は時間があったので、取り貯めたビデオから10月ごろの試合のマンU対サウサンプトンを見ました。香川真司はベンチ入りしたものの出場せず、吉田と李はメンバーにも入っていないという試合でしたが、この試合の時点ではマンUは3勝3敗1分けの10位と低迷期で、なぜ低迷しているか探る意味では有意義なビデオ観戦でした。

この試合はマンUがホームで格下サウサンプトンに1-1のドローという、オールド・トラフォードのサポは大ブーイングしそうな試合でしたが、この試合のマンUは明らかにおかしかったです。理由はフェライニのボランチ起用でした。フェライニのベルギー代表でのプレーを見る限り、トップ下、しかもセカンドストライカータイプに見えます。

そのため、ボランチとしてどこで出て行くかなどのバランスの取り方は苦手で、ポジショニングを間違えないだけで手一杯の印象を受けました。キャリックが上がっているタイミングでは、FWのルーニーやファンペルシーが守備をする場面もあり、かわされて相手のミドルを食う場面も見られました。

この起用はやむを得ない理由もあり、英語の実況を10分間だけ聞いていましたが、CBビディッチの負傷欠場を話していました。それでボランチで使いたいPジョーンズをCBに入れざるを得なくなり、空いたボランチにフェライニを入れたものと思われます。ギグスを入れて少し落ち着いたので、おそらくこの手はもうないと思います。

サウサンプトンはサイドからのカウンターで、マンUと互角のサッカーを演じました。日本語の実況によれば、オフにFWオズバルド(イタリア代表、前ローマ)、MF(ボランチ)ワニアマ(ケニア代表、前セルティック)、CBロブレン(クロアチア代表、前リヨン)を補強しています。これほどのビッグクラブから選手を引き抜けるのは、サウサンプトンがプレミア残留を果たし、これから強いチームになっていく意思に共鳴したからでしょう。

この補強は理にかなったもので、クロスを待つオズバルドに、カバーリングを得意とするロブレンと、チームの組織力向上に一役買っています。吉田が出られなくなった理由もロブレンの加入で、パワー系の吉田より後ろをカバーしてくれるロブレンの方が最終ラインが安定するという判断でしょう。

サウサンプトンにとっては、44分に追いついたマンU相手のドローは自信になったはずで、今年は残留だけでなく欧州リーグ圏も狙おうと、意欲を持ってシーズンを戦っているはずです。
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ベルギー戦プレビュー

2013-11-19 12:36:40 | ワールドサッカー
水曜日の未明、日本代表はアウェイのブリュッセルでベルギー代表と対戦します。過去の対戦は私の記憶にある範囲では日本の1勝2分(1999年国立競技場0-0、2002年埼玉スタジアム2-2、2009年国立競技場3-0)ですが、その対戦は日本のホームです。アウェイで当たるのはおそらく初めてだと思います。

過去に負けていない相手なら強くないと思う方もいらっしゃるでしょうが、最近のベルギーは世界で最も旬な新興勢力です。ベルギーの国内リーグは強くありませんが、最近はベルギーの代表選手がイングランド・プレミアリーグの上位チームに大量進出して、主力選手になっています。

有名な選手はマンCのキャプテン、CBのコンパニーとチェルシーの左MFアザールがいます。他にもチェルシーのMFデブライネ、マンUのトップ下フェライニ、エバートンのFWルカクがイングランド勢です。特にルカクのスピードはクロアチア戦で2ゴールを決めるなど驚異的です。

もっとも、そのルカクが代表ではポジションを約束されておらず、アストンビラのポストプレイヤー、ベンテケがファーストチョイスという情報です。ベンテケはワンタッチゴールの多いFWで、ベンテケが出るかルカクが出るかで全然違った対応が要るのは、さすがW杯出場10回の古豪です。

また、アザールの細かいタッチのドリブル、トップ下からゴール前に入って点に絡むフェライニと、武器をたくさん持っているチームです。私が映像で見たクロアチア戦では中盤でパスカットしてからのカウンターでルカクを走らせて先制点を取るなど、日本がつまらないミスをしたら見逃してくれない相手だと思います。

日本はオランダ戦で成功したダイレクトプレーをどんどん出す必要があります。コンパニーやバンビュイテンのCBに高さでは勝てないでしょうから、FWもMFもワンタッチで回して行けば、どこかにスペースは空くはずです。

個人的には2002年埼玉スタジアムのW杯本大会で対戦したメンバーで唯一残っているバンビュイテンのプレーが楽しみです。あの当時のメンバーは日本には一人も残っておらず、バンビュイテンを見れば伝説の鈴木隆行の爪先ゴールを思い出すかもしれません。
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