今日は欧州CLの1次リーグ、カンプノウのバルセロナ対ACミランを見ました。結果(3-1バルセロナ勝利)は知っていましたが、バルサのサッカーを見る機会があるなら面白いので積極的に見るべきということは、これまでの経験でわかっています。現在、バルサの監督は元パラグアイ代表監督のマルティノですが、バルサというチームは監督の色を無理に出さなくても十分に完成されたチームです。
それは以前に見た印象でだいぶわかってきたので、今日はドリブラーという意味で同じ特徴を持つ、メッシ(10番)とネイマール(11番)の違いを中心に見てみました。二人とも高いテクニックを持つドリブラーですが、よく見るとこの二人のドリブルはだいぶ違います。
メッシはボールタッチ数の多い、細かいドリブルが得意で、相手のミランがバイタルエリアに何人寄せようとも、強引にそこを突破して行ける技術があります。つまり、真ん中に置くとドリブルもあり、パスのセンスもありとゲームメーカーとしても機能する選手です。
逆にネイマールは、スピードの緩急を使って身体能力で抜くドリブラーで、密集は苦手でスペースがあった方が力を発揮するドリブラーです。メッシが中央、ネイマールが左サイドで起用されているマルティノの人選は理にかなっていて、相手はメッシだけは消そうと真ん中に意識を集中させますから、そこで空いているネイマールに出せばチャンスになります。
この試合ではメッシがPKを含む2点、ブスケツ(16番)がFKからのヘディングで決めた1点でバルサが勝利しました。相手のミランは2ラインコンパクトサッカーで自陣に引いて守っていましたが、アバーテ(20番)がネイマールを倒して献上したPKが痛いです。これをメッシに決められて失点したことで、ミランは攻めに出ざるを得ず、次第に中盤の戻りが遅れ守備が緩んできました。
個人的に面白かったのは、メッシの3点目です。ゲームメーカーとしても機能するメッシですが、この場面では途中出場のセスク(4番)とのワンツーで自らゴール前に飛び出し、GKアッビアーティ(32番)の上を越す芸術的なループシュートを決めてみせました。たぶん、難しいチップキックだと思うのですが、メッシが蹴ると簡単に見えるところが面白いです。
ミランはカカ(22番)がようやく復調の兆しを見せました。ミランの1点はピケ(3番)のオウンゴールですが、カカが左サイドを深くえぐったクロスがピケに当たって入った不可抗力です。カカが崩したからこそ得られた得点で、2007年のクラブW杯で見られた圧倒的な個人技が、また戻ってくれれば嬉しいなと思います。
それは以前に見た印象でだいぶわかってきたので、今日はドリブラーという意味で同じ特徴を持つ、メッシ(10番)とネイマール(11番)の違いを中心に見てみました。二人とも高いテクニックを持つドリブラーですが、よく見るとこの二人のドリブルはだいぶ違います。
メッシはボールタッチ数の多い、細かいドリブルが得意で、相手のミランがバイタルエリアに何人寄せようとも、強引にそこを突破して行ける技術があります。つまり、真ん中に置くとドリブルもあり、パスのセンスもありとゲームメーカーとしても機能する選手です。
逆にネイマールは、スピードの緩急を使って身体能力で抜くドリブラーで、密集は苦手でスペースがあった方が力を発揮するドリブラーです。メッシが中央、ネイマールが左サイドで起用されているマルティノの人選は理にかなっていて、相手はメッシだけは消そうと真ん中に意識を集中させますから、そこで空いているネイマールに出せばチャンスになります。
この試合ではメッシがPKを含む2点、ブスケツ(16番)がFKからのヘディングで決めた1点でバルサが勝利しました。相手のミランは2ラインコンパクトサッカーで自陣に引いて守っていましたが、アバーテ(20番)がネイマールを倒して献上したPKが痛いです。これをメッシに決められて失点したことで、ミランは攻めに出ざるを得ず、次第に中盤の戻りが遅れ守備が緩んできました。
個人的に面白かったのは、メッシの3点目です。ゲームメーカーとしても機能するメッシですが、この場面では途中出場のセスク(4番)とのワンツーで自らゴール前に飛び出し、GKアッビアーティ(32番)の上を越す芸術的なループシュートを決めてみせました。たぶん、難しいチップキックだと思うのですが、メッシが蹴ると簡単に見えるところが面白いです。
ミランはカカ(22番)がようやく復調の兆しを見せました。ミランの1点はピケ(3番)のオウンゴールですが、カカが左サイドを深くえぐったクロスがピケに当たって入った不可抗力です。カカが崩したからこそ得られた得点で、2007年のクラブW杯で見られた圧倒的な個人技が、また戻ってくれれば嬉しいなと思います。