長野五輪で初めて採用されたフリースタイルスキーには、エアリアルという空中で技を出す競技と、こぶ斜面を滑り降りるモーグルがあります。今回はモーグルをネタにします。モーグルは滑り降りる時間の「タイム」が25%、こぶ斜面の滑り技術の「ターン」が50%、空中で技を繰り出す「エア」が25%という採点競技です。
一見、モーグルの華はエアのように見えますが、実際は25%なので思ったほどは重みが多くなく、ターンを磨きタイムをしっかり出す方が採点に大きく跳ね返ってきます。タイムは客観的な数字なので、これで劣るとすぐにわかってしまい、順位もだいたいその通りになっています。
今回のソチ五輪には、日本からはベテランの上村愛子選手も出場します。長野五輪のときは17歳の女子高生だった彼女も既に34歳ですが、5大会目の五輪ということで雰囲気には慣れていると思います。ただ、世界選手権王者として本命の評価で臨んだ前回大会とは違って、今回はダークホースの立場で参加することになります。
モーグルは最近採用された「若い」競技という理由もあり、技の進化は日進月歩です。長野五輪で里谷多英選手が金メダルを取った当時は、女子のモーグルでは技の完成度が高ければエアで入れる技は一つでいい時代でした。しかし、エアの技術は進歩し、女子でも最低二つ、中には上村選手のようにエアリアル的に縦回転する「3D」もあります。
今回は久しぶりのモーグル観戦になるので、どこまで世界が進歩しているか、驚くことになるかもしれません。特に男子のモーグルは完全に力勝負になった印象で、アルペンと間違うようなスピード戦が展開される可能性もあります。私も含め、日本人は飽きやすいので、メダル有望種目でないとなかなか映像ではチェックしませんが、上村選手の最後の挑戦は是非見届けたいと思います。
一見、モーグルの華はエアのように見えますが、実際は25%なので思ったほどは重みが多くなく、ターンを磨きタイムをしっかり出す方が採点に大きく跳ね返ってきます。タイムは客観的な数字なので、これで劣るとすぐにわかってしまい、順位もだいたいその通りになっています。
今回のソチ五輪には、日本からはベテランの上村愛子選手も出場します。長野五輪のときは17歳の女子高生だった彼女も既に34歳ですが、5大会目の五輪ということで雰囲気には慣れていると思います。ただ、世界選手権王者として本命の評価で臨んだ前回大会とは違って、今回はダークホースの立場で参加することになります。
モーグルは最近採用された「若い」競技という理由もあり、技の進化は日進月歩です。長野五輪で里谷多英選手が金メダルを取った当時は、女子のモーグルでは技の完成度が高ければエアで入れる技は一つでいい時代でした。しかし、エアの技術は進歩し、女子でも最低二つ、中には上村選手のようにエアリアル的に縦回転する「3D」もあります。
今回は久しぶりのモーグル観戦になるので、どこまで世界が進歩しているか、驚くことになるかもしれません。特に男子のモーグルは完全に力勝負になった印象で、アルペンと間違うようなスピード戦が展開される可能性もあります。私も含め、日本人は飽きやすいので、メダル有望種目でないとなかなか映像ではチェックしませんが、上村選手の最後の挑戦は是非見届けたいと思います。