本田圭佑出場試合、ミラン対トリノも映像でチェックしました。本田圭佑(10番)は右のMFで、精度の高いキックは見せましたが、攻撃の選手なので明確にゴールかアシストかの結果がないと評価されないのはイタリアのマスコミの厳しさで、採点は低い点がついていました。
ただ、この試合がトリノを攻めきれずに1-1の引き分けに終わった理由は本田圭佑ではありません。最大のポイントはミランのダブルボランチにモントリーボ(18番)とムンタリ(4番)という、本来攻撃的MFの二人が並んだことです。ミランの最終ラインはセードルフ監督の理想がコンパクトサッカーらしく、かなり高い位置に引かれています。
トリノはその最終ラインの裏をカウンターで狙うと、最初から決めていて、5バック3ボランチで後ろを固めて、縦パス一本で2トップのインモービル(9番)とチェルチ(11番)を走らせるとシンプルに割り切っていました。このトリノの2トップは二人とも10点を取っており決定力は高く、先制点もインモービルの突破でミランCBボネーラ(25番)をテクニックで外してトリノに入りました。
ボランチが守備力のあるデヨング(34番)ならばセカンドボールを拾って2次攻撃を仕掛けることも可能だったと思いますが、ミランのボランチは二人とも攻撃的なタイプで、前にかかった隙はトリノにとって絶好の「えさ」でした。内容的にはボール支配率こそミランでしたが、ゲームプランどおりに戦っているのはトリノで、トリノが勝っていてもおかしくない試合でした。
それでも、苦しくなったミランがCBのラミ(13番)をオーバーラップさせた攻撃にトリノの反応が遅れ、ラミが放った強烈なロングシュートでミランが同点に追いつき、辛うじて引き分けに持ち込みました。しかし、ミランにとってはCBの弱さ、DFライン裏への反応の遅れと弱点をことごとく狙われ、セードルフ監督にとっては負け試合のような気分だったと思います。
次節は間違いなくボランチには手が入るはずで、モントリーボが一列上がって本田が弾かれるという報道もあります。本田自身の責任ではなくても、セリエAのレベルなら戦術的な判断で本田が外される可能性はあるので、我々日本人は一喜一憂せず、トータルで本田が出ていればよしと割り切る必要はあると思います。
ただ、この試合がトリノを攻めきれずに1-1の引き分けに終わった理由は本田圭佑ではありません。最大のポイントはミランのダブルボランチにモントリーボ(18番)とムンタリ(4番)という、本来攻撃的MFの二人が並んだことです。ミランの最終ラインはセードルフ監督の理想がコンパクトサッカーらしく、かなり高い位置に引かれています。
トリノはその最終ラインの裏をカウンターで狙うと、最初から決めていて、5バック3ボランチで後ろを固めて、縦パス一本で2トップのインモービル(9番)とチェルチ(11番)を走らせるとシンプルに割り切っていました。このトリノの2トップは二人とも10点を取っており決定力は高く、先制点もインモービルの突破でミランCBボネーラ(25番)をテクニックで外してトリノに入りました。
ボランチが守備力のあるデヨング(34番)ならばセカンドボールを拾って2次攻撃を仕掛けることも可能だったと思いますが、ミランのボランチは二人とも攻撃的なタイプで、前にかかった隙はトリノにとって絶好の「えさ」でした。内容的にはボール支配率こそミランでしたが、ゲームプランどおりに戦っているのはトリノで、トリノが勝っていてもおかしくない試合でした。
それでも、苦しくなったミランがCBのラミ(13番)をオーバーラップさせた攻撃にトリノの反応が遅れ、ラミが放った強烈なロングシュートでミランが同点に追いつき、辛うじて引き分けに持ち込みました。しかし、ミランにとってはCBの弱さ、DFライン裏への反応の遅れと弱点をことごとく狙われ、セードルフ監督にとっては負け試合のような気分だったと思います。
次節は間違いなくボランチには手が入るはずで、モントリーボが一列上がって本田が弾かれるという報道もあります。本田自身の責任ではなくても、セリエAのレベルなら戦術的な判断で本田が外される可能性はあるので、我々日本人は一喜一憂せず、トータルで本田が出ていればよしと割り切る必要はあると思います。