Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

裏へ走れば(岡崎慎司)

2014-02-16 20:33:25 | ワールドサッカー
今日はブンデスリーガ、シュツットガルト(以下シュツット)対マインツを見ていました。私が知っている有名な名前ではプレミアリーグやセリエAほどではありませんが、レベルは想像以上に高く、この試合もシュツットが短い距離のパスを通し、マインツは縦パス主体でトップ下のマッリ(11番)に入れてポイントを作るという、見応えのある展開になりました。

この試合は、Jリーグで仙台や鳥栖が導入して今流行りの2ラインコンパクトサッカーにどう対抗するかのヒントだと思って、戦術的に見てみました。この試合ではシュツットが2ラインサッカー、対するマインツは4-4-2ながら中盤はダイヤモンド型という布陣でした。

その答えはマインツの攻め方に現れていて、あえてプレッシャーのきつい2ラインの間でボールをキープすることと、時にはその2ラインを越すような長い縦パスを入れることです。シュツット時代はサイドハーフをやっていた岡崎慎司は、マインツでは念願のFWにしてもらっています。

その岡崎を生かす手が縦パスで、無駄走りを苦にしない運動量を持っている岡崎だからこそ、どんなときでもチーム全体で裏を狙う意識を持たせておけば点につながる可能性を持っています。この試合ではそのパターンで2度岡崎が決定機を迎え、一つはゴールを決めており、岡崎をFWで使うならこの手だろうとザックにはヒントになったと思います。

岡崎はブンデスリーガで9得点と好調です。もっとも、ザックは岡崎のポストに入ったときの弱さが不満らしく、ほとんどの試合で岡崎をサイドハーフで起用しています。相手が引いて守るアジアではなく、強気に攻めてくるW杯本大会なら、岡崎FWはありうると、この試合だけ見れば思えました。

また、マインツの左MFソトがコロンビア代表です。このポジションには若手のロドリゲスがいるので、ソトをスタメンで起用する可能性は低いと思いますが、アーリークロスを入れてくるタイプです。
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カーリング

2014-02-16 17:54:14 | 他スポーツ
大宮PSM中止の影響で、サッカーネタが不足しているので、またまたオフネタで失礼します。今回はソチ五輪中なので、ウインタースポーツでは異彩を放つスポーツ、カーリングについて書きます。カーリングは比較的ベテランになってもできるスポーツで、かつてはスウェーデン代表に50歳近い女子選手がいたこともあります。

しかし、今のカーリングは、アスリート的要素も要求されるようになったらしく、ママさん選手の35歳、小笠原、船山の「カーママ」は復帰には相当の努力が必要だったと、男子カーリングの元選手、敦賀氏は話しています。それでも、体力の衰えを技術でカバーできるスポーツなのがカーリングの面白さで、正確にストーンを投げ分けられることができれば、第一線を維持できます。

今回、日本女子代表(北海道銀行)は2勝4敗と、決勝トーナメント進出には残り3戦全勝が必要と、厳しい星勘定です。それでも、今の日本は世界最終予選を2位で通過した立場です。Jリーグに例えるならJ2で3位で昇格プレーオフを勝ってJ1に上がったくらいの立場で、どうしても苦戦が多くなることは覚悟する必要はありました。

特に、昨日のカナダ戦はスコアこそ6-7と惜敗のように見えますが、内容はカナダに次々とダブルテイクアウト(相手のストーンを2個同時に外へ出す)というスーパーショットを繰り出されました。日本がいくら基本に忠実なストーンの置き方をしても、それを上回る技術がカナダにありました。

カーリングは4人1チームで、リード、セカンド、サード、スキップの順に2投ずつストーンを投げます。スキップは自分が投げないときはハウス(得点になる円形のスペース)の後ろにいて、指示を出しますが、他の3人のうち二人は自分が投げないときは氷を掃きます。本当に掃く掃かないで差が出ることが、一般人の感覚では不思議ですが、カーリングのストーンのコントロールはかなり微妙なものらしいと推測できます。

10エンドで、先攻は不利で、後攻の方が石を置きやすく点を取りやすいです。前回のエンドで点を取った方が先攻になるので、不利な先攻のときはわざと相手に1点だけ取らせて後攻を取り、その後攻で2点以上の大量点を狙う高等テクニックがあります。また、不利な先攻で点を取ることを「スチール」といい、なかなかできない手ですが、カナダあたりは結構成功させています。
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葛西紀明、銀メダル

2014-02-16 14:10:04 | 他スポーツ
日本時間の今朝、ソチ五輪の男子ジャンプラージヒルで、葛西紀明選手が銀メダルを獲得しました。葛西は19歳で迎えた1992年アルベールビル五輪が初出場で、リレハンメル、長野、ソルトレイク、トリノ、バンクーバー、ソチと7大会連続出場を誇る41歳のベテランです。

これだけの長い間、日本のトップレベルを維持するだけでも尊敬できますが、個人戦のメダルは今回が初めてです。もっとも、本人は金メダルを取れるようにこれから頑張ると言っていたので、45歳になる4年後の五輪も出るつもりなのでしょう。それもサッカー界のカリスマ、カズのようで尊敬できます。

葛西の名前を聞いて思い出すのは、1994年リレハンメル五輪の団体銀メダルです。当時日本のエース格だった葛西は金メダル確実という位置に牽引しましたが、原田のまさかの失敗ジャンプで銀メダルに終わります。葛西は原田に、「原田さんが飛んでくれたから銀メダルが取れました」という言葉をかけたようです。

もう一つは、長野五輪で葛西は不調で団体戦のメンバーを外されました。原田は葛西の気持ちを察し、葛西の手袋をはめて団体戦を飛びました。涙のヒーローインタビューで原田が明かしたエピソードです。

葛西はノーマルヒルよりラージヒルが得意なジャンパーです。今年のW杯史上最年長優勝はフライングヒルという、ラージヒルより大きなジャンプ台でした。今回のW杯は優勝こそこの1回ですが、安定して表彰台圏内にいたので期待していました。

また、葛西は私が1996年に札幌の大倉山(ラージヒル)に行ったときに、ジャンプ台のバッケンレコードを持っていました。当時の飛距離は136mで、その到達地点からジャンプ台を振り返ると、葛西はこんな距離を飛んだんだとその偉大さが実感できました。

また、葛西は選手団の主将はメダルを取れないというジンクスを破ってくれたのも嬉しいです。後輩に希望を与える意味も大きかったですが、本人はリラックスムードで、時間の空いているときは女子モーグルの上村愛子選手の競技を見に行くなど、ベテランらしい力の抜き方も今回の結果の要因だと思います。あとは団体戦、期待しています。
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