プレミアリーグのマンチェスターU(以下マンU)対フルハムをNHK-BSの映像で見ました。マンU7位、フルハム20位という対戦なので、ホームのマンUは確実に勝ち点3が欲しい試合ですが、戦術的に徹底を見せたのはフルハムでした。2ラインを低い位置に引いて、バイタルエリアをがっちり固めてカウンター狙いに最初から絞っていました。
これに対し、マンUはサイドから崩すのが意図だったようで、サイドハーフのマタ(8番)、ヤング(18番)以外にもボランチのフレッチャー(24番)やSBのエブラ(3番)がサイドの深い位置に侵入して何度もクロスを上げました。しかし、真ん中を固めるフルハムの守備に、クロスは何本上げてもクリアされる、マンUにとってはイライラする展開でした。
Jリーグに例えるなら、フィンケ時代の浦和と小林監督の山形が対戦するとよくこういう試合になりました。守備をこじ開けて浦和が勝ったこともありますが、山形が少ないチャンスで得た点を守り切ることもありました。この試合はフルハムにとっては大きなチャンスでした。先制点を取れたからです。
カウンターのチャンスで、マンUはCBビディッチの戻りが遅れ、最終ラインにスペースを与えます。ここに飛び込んだ7番に絶妙の浮き球のパスが入り、ダイレクトのシュートでフルハムが先制します。この得点以降はマンUが一方的に押し、フルハムはFWまでが守備に参加してひたすらクリアと、逃げ切りを狙った作戦できました。
これでマンUのモイーズ監督は、ボランチのフレッチャーを下げて攻撃的MFのヤヌザイ(44番)を投入し、よほどのことがなければやらない手と思われたルーニー(10番)のボランチを2節連続で試します。しかし、今回はそれで正解でした。フルハムが攻めに出ないからで、ルーニーは攻撃参加してもいい約束事で攻勢を強めた結果、ファンペルシー(20番)、キャリック(16番)の連続ゴールで逆転します。
これで勝てばマンUにとっては成功でしたが、最後の最後、ロスタイムでビディッチとキャリックの連係が乱れ、7番にボールを奪われてから15番のシュートはGKデヘアがセーブしたものの、こぼれ球を39番に押し込まれてまさかのドローに終わりました。こういう、勝てる試合を引き分けるのは長いシーズンではじわじわと効いてくる誤算で、マンUらしくないなという物足りなさを感じた試合になりました。
これに対し、マンUはサイドから崩すのが意図だったようで、サイドハーフのマタ(8番)、ヤング(18番)以外にもボランチのフレッチャー(24番)やSBのエブラ(3番)がサイドの深い位置に侵入して何度もクロスを上げました。しかし、真ん中を固めるフルハムの守備に、クロスは何本上げてもクリアされる、マンUにとってはイライラする展開でした。
Jリーグに例えるなら、フィンケ時代の浦和と小林監督の山形が対戦するとよくこういう試合になりました。守備をこじ開けて浦和が勝ったこともありますが、山形が少ないチャンスで得た点を守り切ることもありました。この試合はフルハムにとっては大きなチャンスでした。先制点を取れたからです。
カウンターのチャンスで、マンUはCBビディッチの戻りが遅れ、最終ラインにスペースを与えます。ここに飛び込んだ7番に絶妙の浮き球のパスが入り、ダイレクトのシュートでフルハムが先制します。この得点以降はマンUが一方的に押し、フルハムはFWまでが守備に参加してひたすらクリアと、逃げ切りを狙った作戦できました。
これでマンUのモイーズ監督は、ボランチのフレッチャーを下げて攻撃的MFのヤヌザイ(44番)を投入し、よほどのことがなければやらない手と思われたルーニー(10番)のボランチを2節連続で試します。しかし、今回はそれで正解でした。フルハムが攻めに出ないからで、ルーニーは攻撃参加してもいい約束事で攻勢を強めた結果、ファンペルシー(20番)、キャリック(16番)の連続ゴールで逆転します。
これで勝てばマンUにとっては成功でしたが、最後の最後、ロスタイムでビディッチとキャリックの連係が乱れ、7番にボールを奪われてから15番のシュートはGKデヘアがセーブしたものの、こぼれ球を39番に押し込まれてまさかのドローに終わりました。こういう、勝てる試合を引き分けるのは長いシーズンではじわじわと効いてくる誤算で、マンUらしくないなという物足りなさを感じた試合になりました。