本田圭佑の移籍以降、ミランの試合が毎試合見られるので、チームに生じた課題や起用方針などが連続したストーリーになってきます。あくまでオフの間の楽しみで、レッズ以上に注目することはないとしても、そういう思索はサッカーの楽しみ方の一つで、考えながら試合を見る面白さはやめられません。
前節、ホームでトリノと引き分けたミランの課題はボランチでした。モントリーボ(18番)とムンタリ(4番)のダブルボランチが前に掛かって戻らない課題が明白になった以上、ボランチには間違いなく手を入れてくると予想していました。それで本田が弾かれる可能性もあるとマスコミは予想していましたが、本田は胃腸炎でチームを離脱しベンチ入りメンバーからも外れました。
その結果、ミランのボランチは守備力のあるデヨング(34番)と移籍したばかりのエシアン(15番)のコンビになり、本田の欠場した右MFには本来SBのアバーテ(20番)が入り、カカ(22番)もインフルエンザでベンチスタートと苦しい布陣でした。
対するナポリはイタリア杯から中2日の強行日程でしたが、ほぼ同じメンバーが出場して欧州CL圏内を死守するための必勝態勢でした。ゲームプランもナポリの方が明確に出ました。Jリーグでも流行になった、4-4-1-1の後ろ2ラインをコンパクトに保って、奪ったところからショートカウンターで攻めるものです。
この攻撃が機能したナポリは、前半のスコアこそ1-1でしたが圧倒的にゲームを支配してシュート数でも大差をつけます。そのため、ミランはアバーテを右SBに下げ、右SBだったデ・シリオ(2番)を左SBに、左SBだったエマニュエルソン(28番)を右MFに上げる布陣変更を行います。カカも後半頭から途中出場させ、トップ下に置きました。
しかし、その効果は出ませんでした。1トップのバロテッリにボールが収まらず、中盤の選手間の距離が開いてパスがつながらず、守備を期待して起用したデヨングとエシアンもサイドに開きすぎてバイタルエリアを空けました。ナポリのミドルシュートに中盤が寄せておらず、「なぜフリーで打たせるんだ」とGKアッビアーティ(32番)が怒る場面は再三見られました。
その結果、ナポリFWイグアイン(9番)に2ゴールを決められたミランは1-3という、スコア以上の惨敗を喫します。出場停止などの明確な不在理由はないので、誰を起用すればチームが良くなるといった、明確な処方箋はなく、またチームをいじることは確実としても、どういう手で来るか、今度は予想できません。
ナポリではイグアインのスピードが面白い存在でした。ショートカウンターを狙うナポリではイグアインの武器が面白いように発揮でき、かといってイグアインを警戒してラインを下げるとセカンドストライカーのハムシク(17番)が強烈なシュートを放つと、ナポリのベニテス監督のいいところばかりが出ました。
前節、ホームでトリノと引き分けたミランの課題はボランチでした。モントリーボ(18番)とムンタリ(4番)のダブルボランチが前に掛かって戻らない課題が明白になった以上、ボランチには間違いなく手を入れてくると予想していました。それで本田が弾かれる可能性もあるとマスコミは予想していましたが、本田は胃腸炎でチームを離脱しベンチ入りメンバーからも外れました。
その結果、ミランのボランチは守備力のあるデヨング(34番)と移籍したばかりのエシアン(15番)のコンビになり、本田の欠場した右MFには本来SBのアバーテ(20番)が入り、カカ(22番)もインフルエンザでベンチスタートと苦しい布陣でした。
対するナポリはイタリア杯から中2日の強行日程でしたが、ほぼ同じメンバーが出場して欧州CL圏内を死守するための必勝態勢でした。ゲームプランもナポリの方が明確に出ました。Jリーグでも流行になった、4-4-1-1の後ろ2ラインをコンパクトに保って、奪ったところからショートカウンターで攻めるものです。
この攻撃が機能したナポリは、前半のスコアこそ1-1でしたが圧倒的にゲームを支配してシュート数でも大差をつけます。そのため、ミランはアバーテを右SBに下げ、右SBだったデ・シリオ(2番)を左SBに、左SBだったエマニュエルソン(28番)を右MFに上げる布陣変更を行います。カカも後半頭から途中出場させ、トップ下に置きました。
しかし、その効果は出ませんでした。1トップのバロテッリにボールが収まらず、中盤の選手間の距離が開いてパスがつながらず、守備を期待して起用したデヨングとエシアンもサイドに開きすぎてバイタルエリアを空けました。ナポリのミドルシュートに中盤が寄せておらず、「なぜフリーで打たせるんだ」とGKアッビアーティ(32番)が怒る場面は再三見られました。
その結果、ナポリFWイグアイン(9番)に2ゴールを決められたミランは1-3という、スコア以上の惨敗を喫します。出場停止などの明確な不在理由はないので、誰を起用すればチームが良くなるといった、明確な処方箋はなく、またチームをいじることは確実としても、どういう手で来るか、今度は予想できません。
ナポリではイグアインのスピードが面白い存在でした。ショートカウンターを狙うナポリではイグアインの武器が面白いように発揮でき、かといってイグアインを警戒してラインを下げるとセカンドストライカーのハムシク(17番)が強烈なシュートを放つと、ナポリのベニテス監督のいいところばかりが出ました。