今はプレミアリーグの好カード、リバプール対エバートンのマージーサイドダービーを映像で見られるありがたい時代になりました。この両チームの本拠地は直線距離でわずか700mしか離れておらず、日本に例えると駒場スタジアムと埼玉スタジアムを違うチームが本拠地にするイメージです。
このダービー戦は120年の歴史を誇り、リバプール87勝、エバートン66勝に68引き分けです。最近はリバプール優位で、リバプールのホーム、アンフィールドでは1999年以来エバートンの勝利はありません。ただ、今回の試合は面白いと思っていました。
理由はリバプールにウルグアイ代表FWスアレス(7番)、エバートンにベルギー代表FWルカク(17番)というスピード型の強力なストライカーがいるからです。今季の成績ならリーグ得点王を独走するスアレスが上ですが、ルカクのスピードも素晴らしく、点の取り合いを期待していました。
しかし、この試合は4-0という大差でリバプールの勝利に終わりました。その理由はルカクの負傷交代という残念なものでした。セットプレーの守備で味方と接触したルカクの試合続行は不可能で、ストライカー対決という面白みは消えました。
そのため、リバプールに着目してマニアックな戦術分析をしてみました。リバプールは前節のアストンビラ戦でボランチにヘンダーソン(14番)を起用したところ、中盤のバランスが悪くなりアストンビラに2点を先行されました。守備的なルーカスを途中出場させて落ち着かせましたが、今回はそのルーカスが負傷欠場でした。
その対策は4-3-3へのシステム変更でした。攻撃力のある選手(ジェラード)をアンカーに置く布陣は、ユベントスのピルロをアンカーに置く布陣に似ていました。ジェラード(8番)の両脇をヘンダーソンとコウチーニョ(10番)でカバーして、ジェラードの守備力の不足を補う布陣でした。
ただ、ヘンダーソンもコウチーニョものべつまくなしに守備をしている訳ではなく、相手が押し上げてこないときはコウチーニョがわざとバイタルエリアに残ってカウンターを狙う高等戦術も行っていました。前の3人にスアレス、スターリッジ(15番)、スターリング(31番)とスピード型を揃えるリバプールは、カウンターを狙うのは機能して、面白いように攻められました。
また、リバプールではCBのKトゥーレ(4番)にも注目してみました。コートジボワール代表で日本と対戦するのが理由ですが、アストンビラ戦を見る限りポジショニングが中途半端で狙えると思っていました。しかし、この試合では、後方からのロングキックでスターリッジのゴールをアシストしました。なるほど、この能力があるから使われるのかと、発見した思いでした。
このダービー戦は120年の歴史を誇り、リバプール87勝、エバートン66勝に68引き分けです。最近はリバプール優位で、リバプールのホーム、アンフィールドでは1999年以来エバートンの勝利はありません。ただ、今回の試合は面白いと思っていました。
理由はリバプールにウルグアイ代表FWスアレス(7番)、エバートンにベルギー代表FWルカク(17番)というスピード型の強力なストライカーがいるからです。今季の成績ならリーグ得点王を独走するスアレスが上ですが、ルカクのスピードも素晴らしく、点の取り合いを期待していました。
しかし、この試合は4-0という大差でリバプールの勝利に終わりました。その理由はルカクの負傷交代という残念なものでした。セットプレーの守備で味方と接触したルカクの試合続行は不可能で、ストライカー対決という面白みは消えました。
そのため、リバプールに着目してマニアックな戦術分析をしてみました。リバプールは前節のアストンビラ戦でボランチにヘンダーソン(14番)を起用したところ、中盤のバランスが悪くなりアストンビラに2点を先行されました。守備的なルーカスを途中出場させて落ち着かせましたが、今回はそのルーカスが負傷欠場でした。
その対策は4-3-3へのシステム変更でした。攻撃力のある選手(ジェラード)をアンカーに置く布陣は、ユベントスのピルロをアンカーに置く布陣に似ていました。ジェラード(8番)の両脇をヘンダーソンとコウチーニョ(10番)でカバーして、ジェラードの守備力の不足を補う布陣でした。
ただ、ヘンダーソンもコウチーニョものべつまくなしに守備をしている訳ではなく、相手が押し上げてこないときはコウチーニョがわざとバイタルエリアに残ってカウンターを狙う高等戦術も行っていました。前の3人にスアレス、スターリッジ(15番)、スターリング(31番)とスピード型を揃えるリバプールは、カウンターを狙うのは機能して、面白いように攻められました。
また、リバプールではCBのKトゥーレ(4番)にも注目してみました。コートジボワール代表で日本と対戦するのが理由ですが、アストンビラ戦を見る限りポジショニングが中途半端で狙えると思っていました。しかし、この試合では、後方からのロングキックでスターリッジのゴールをアシストしました。なるほど、この能力があるから使われるのかと、発見した思いでした。