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助け合いの精神(4/29甲府対浦和)

2015-04-30 21:13:50 | 浦和レッズ
結果こそ2-0の浦和完封勝利ですが、シビアに見れば内容は良くなかったと思います。ヒーローインタビューに呼ばれた先制ゴールの梅崎も、ミスをしていたことは自ら認めており、事実自陣でバックパスを相手に拾われるミスをしていました。

それでも勝てた理由は、最終ラインのメンバーの助け合いの精神が機能したからです。特に昨日は、槙野の守備面が良かったと思います。5-4-1で引いて守っていた、甲府のカウンター攻撃に対し、危険を察知した槙野のクリアでずいぶん救われました。

この日の浦和は、アウトサイドが両方とも攻撃的な、関根と梅崎のコンビでした。普段は守備を考慮すればあり得ないコンビですが、甲府は必ず引いて守るというミシャの確信があったからこその起用でした。柏木ボランチ、シャドーも高木俊幸と武藤と、甲府の守備を個人技で崩そうとする狙いでした。

甲府はここ3試合で10失点と、守備が崩れて負けが込んでいました。昨日の甲府の守備は、ズラタンを抑え込んでポストプレーをさせないなど、機能した印象です。1トップ2シャドーが抑えられる展開では、マークされていない選手が鍵を握ります。

結果的に、先制ゴールがボランチ柏木のアシストからの左アウトサイド梅崎のゴール、2点目のPKも倒された選手が右アウトサイドの関根と、その通りに1トップ2シャドー以外が機能して得点を取りました。梅崎は宇賀神の出場停止で左アウトサイドで起用されましたが、明らかにトップ下のときよりはボールがもらいやすそうでした。これからも、引いて守る相手限定のオプションなら使える感触です。

甲府は守るだけなら健闘しましたが、カウンターの精度が足りませんでした。1トップのアドリアーノは、孤立しても一人で何とかできるFWではなく、いいボールが必要なFWですが、その縦のパスがずれることが目立ちました。甲府のチャンスは浦和のボールを取りに来たショートカウンターがほとんどでした。

今回は槙野、森脇、西川で処理をして無失点でしたが、今回のようなミスは減らしておかないと、次のガンバ大阪相手には苦しいと感じたのも事実です。次の天王山の試合は、是非ともスタジアムに座って、その攻防を見届けたいものです。
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