Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

ケルンでの大迫勇也

2016-12-07 16:42:36 | ワールドサッカー
大迫勇也選手の、ブンデスリーガ1部ケルンでのプレーぶりをビデオ観戦しました。私が見た、アウェイのホッヘンハイム戦は0-4という惨敗に終わりましたが、この試合を見るだけでもなぜ大迫勇也がケルンという、名門チームでFWとして起用されているか、その一端がわかりました。

大迫勇也は、今季の得点は2点と、それほど取っていません。しかし、2節から現在に至るまでスタメンを外されていない信頼を勝ち得ています。それは、ケルンというチームの点の取り方に理由があります。ケルンは、大迫とフランス人ストライカーのモデストの2トップで戦うことが多く、モデストが12得点でリーグ2位と結果を残しています。

大迫は、そのモデストの生かし方を非常によく理解しているという強みがあります。モデストはスピード型で、多少アバウトなパスでも追いかけてくれますが、大迫がトップ下気味の位置でボールを受けて、ワンクッションを入れてからモデストのスピードを使うと、より決定機に近づきます。

サウジアラビア戦での大迫の活躍も、まさにその形で、大迫の持っている足元のテクニックでサウジDFが取りにくい位置にボールを置いてから、ウイングの久保と原口を走らせていました。ハリルホジッチ監督が、ケルンでの大迫と似た役割を、代表でも課したことが機能した大きな理由でした。

また、大迫がケルンで出番を得ている理由には、MFができるというものもあります。この試合では、けが人が出ている間に、右サイドハーフやボランチに入ることもありました。それだけ、大迫の足元のテクニックと、ボールが落ち着くという特徴が、監督に評価されているのでしょう。点はそれほど取っていなくても、やり方次第で認められる方法はあることを、示した例でしょう。

もちろん、MFで起用される理由は、パスが正確というのもあります。サイドに流れてクロスを上げるのも得意ですし、長いボールもある程度正確です。この能力は、代表でもどこかで役に立つかもしれず、緊急時には大迫がいるという安心感?もあるかもしれません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

矢島慎也、浦和復帰

2016-12-07 16:18:47 | 浦和レッズ
浦和関連では、岡山MF矢島慎也選手の、浦和復帰がニュースです。正式発表はまだですが、埼玉新聞に載っていたので間違いないと見て記事にします。矢島は浦和ユースからの昇格選手で、高卒1年目から当時就任したばかりだったミシャの目に留まって、一時トップ下で起用されていました。

当時から、スペースを見つけるセンスは光っていましたが、当時の矢島はフィジカルに課題がありました。ボールを受けるまでのプレーは良かったですが、結局ゴールという目に見える結果は出せませんでした。その後マルシオ・リシャルデスの負傷が癒えるとポジションを奪われ、それ以降はトップ下で出る機会は激減しました。

失意のまま、矢島はJ2のファジアーノ岡山にレンタル移籍します。岡山での矢島は、先日の昇格プレーオフC大阪戦でのプレーを見ましたが、一ランク上の選手になっていると感じる出来でした。もちろん、リオ五輪代表にJ2から唯一選出され、岡山では背番号10をもらうなど、成長しているのは事実にも現れていましたが、C大阪戦ではすっかり中心選手の貫録でした。

驚いたのは、岡山でのポジションがボランチだったことです。浦和で矢島の出番が減った理由が、トップ下しかできないことだったので、ボランチをこなすことができれば、柏木や阿部勇樹のバックアップの期待が高まります。しかも、ボランチでのプレーも秀逸でした。空いている前線の選手に、足元にピタリとパスを供給する姿を見ると「この選手はJ2にとどまっている選手ではない」と確信したほどです。浦和が呼び戻さなければ、確実に他のJ1チームに移籍していたでしょう。

浦和時代の元気あるアタッカーというプレーと、今のボランチのプレーを兼ね備えていれば、いろんなポジションで起用できる便利な選手になれます。しかもレンタル移籍からの復帰ということで、移籍金などの出費はなく、浦和としては来季に向けて一人、大きな補強をしたと思っています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする