今日は鹿島対マメロディ(南アフリカ)でした。鹿島が前半の圧倒的な劣勢を耐えて、2-0という鮮やかな勝利を収めた試合でしたが、試合中に寝てしまったのでレポートは書けません。そのため、印象的な試合だった、準々決勝第一試合の、全北(韓国)対クラブ・アメリカ(メキシコ)のレポートで代替します。
全北が、予想の4バックとは違って、3バックで入ってきた立ち上がりがびっくりでした。チェ・ガンヒ監督によれば「守備から入る」とのコメントで、事実個人のスピードやテクニックではクラブ・アメリカが一枚上手の感はすぐに受けました。しかし、全北は徹底的にクラブ・アメリカの嫌なことをやって勝つと、明確にプランを打ち出してきました。
まず、相手の右ウイングのキンテロに対し、チェ選手(25番)をマンツーマン気味につけてきました。このチェ選手は、ACLの決勝でも相手アル・アイン(UAE)のゲームメーカー、オマル・アブドゥルラフマンにマンツーマンで付いて消し切った実績を誇ります。この守備に、キンテロはサイドライン際に追いやられ存在感を失い、最後は途中交代でピッチを去ることになります。
また、相手クロスに対する守備も徹底していました。CB3枚を中央に寄せてスペースをなくし、クリアしたセカンドボールをことごとく拾いました。どこにクリアするか約束事ができていたようで、面白いように相手ボールのCKやFKからカウンターを繰り出せました。8番のボランチや、元C大阪のトップ下のキム・ボギョン(13番)らがこの「回収」に当たっていました。
全北はFWの人選にも工夫がありました。スピード型のレオナルド(10番)をあえてベンチスタートにして、代わりにボールを足元に収めるのが上手い、エドゥー(81番)とキム・シンウク(99番)の2トップを採用してきました。縦パスをキープして時間を作り、その間にキム・ボギョンや17番が上がってシュートで終わるという攻撃を見せました。
それが効いて、前半はキム・ボギョンのゴールで全北が1点リードで折り返します。しかし、次第にクラブ・アメリカが底力を見せてきます。クロスを頭で合わせた9番のゴールで追いつくと、次第に全北の足が止まり、売り物のセカンドボールが拾えなくなって逆転を許し、1-2で敗退します。
結果こそ敗れたとはいえ、全北の見せたチームワークはさすがでした。こんな工夫を見たいから、私はお互いを知らない同士が当たる、このクラブW杯に惹かれるのでしょう。
全北が、予想の4バックとは違って、3バックで入ってきた立ち上がりがびっくりでした。チェ・ガンヒ監督によれば「守備から入る」とのコメントで、事実個人のスピードやテクニックではクラブ・アメリカが一枚上手の感はすぐに受けました。しかし、全北は徹底的にクラブ・アメリカの嫌なことをやって勝つと、明確にプランを打ち出してきました。
まず、相手の右ウイングのキンテロに対し、チェ選手(25番)をマンツーマン気味につけてきました。このチェ選手は、ACLの決勝でも相手アル・アイン(UAE)のゲームメーカー、オマル・アブドゥルラフマンにマンツーマンで付いて消し切った実績を誇ります。この守備に、キンテロはサイドライン際に追いやられ存在感を失い、最後は途中交代でピッチを去ることになります。
また、相手クロスに対する守備も徹底していました。CB3枚を中央に寄せてスペースをなくし、クリアしたセカンドボールをことごとく拾いました。どこにクリアするか約束事ができていたようで、面白いように相手ボールのCKやFKからカウンターを繰り出せました。8番のボランチや、元C大阪のトップ下のキム・ボギョン(13番)らがこの「回収」に当たっていました。
全北はFWの人選にも工夫がありました。スピード型のレオナルド(10番)をあえてベンチスタートにして、代わりにボールを足元に収めるのが上手い、エドゥー(81番)とキム・シンウク(99番)の2トップを採用してきました。縦パスをキープして時間を作り、その間にキム・ボギョンや17番が上がってシュートで終わるという攻撃を見せました。
それが効いて、前半はキム・ボギョンのゴールで全北が1点リードで折り返します。しかし、次第にクラブ・アメリカが底力を見せてきます。クロスを頭で合わせた9番のゴールで追いつくと、次第に全北の足が止まり、売り物のセカンドボールが拾えなくなって逆転を許し、1-2で敗退します。
結果こそ敗れたとはいえ、全北の見せたチームワークはさすがでした。こんな工夫を見たいから、私はお互いを知らない同士が当たる、このクラブW杯に惹かれるのでしょう。