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前から行った鹿島(12/18鹿島対Rマドリード)

2016-12-21 22:35:07 | 他チーム
今さらですが、日曜日のクラブW杯、鹿島対Rマドリードのゲームレポートです。Rマドリード(以下レアル)の4-3-3はわかっているので、このゲームのポイントは鹿島の出方でした。急造5バックで引いて守ることも予想していましたが、実際は普段の4-4-2を貫き、前から積極的にプレスに行くサッカーを鹿島は選択しました。

この出方に、レアルは戸惑ったようです。何か変だ、フリーでパスがつなげないと、ベンゼマの先制点で前半9分で1点リードを奪ったとはいえ、レアルのサッカーがぎくしゃくしている印象を受けました。もちろん、レベルは明らかに違い、レアルのフリーな味方を見抜く戦術眼などはさすが欧州の名門でしたが、それでもこの日のレアルは弱点も見られました。

それは、負傷のベイルの代役、ルーカス・バスケスのところでした。鹿島が積極的な守備で寄せてくるので、バスケスのプレーの精度が落ち、そこから鹿島はつなげました。クラブ・アメリカ戦では運動量の多さを生かしてボールを回していたバスケスですが、やはりベイルとは違う、そんな印象は受けました。

鹿島は想像以上に頑張りました。前からプレスに行きながら柴崎のゴールで同点に追いつくと、後半頭には柴崎のミドルシュートで一時は逆転してみせます。しかし、このリードを守り切るしか、鹿島が勝つ可能性はないように見えました。最初から飛ばしていた鹿島は運動量が落ち、レアルがアンカーのカゼミーロをDFに下げ、両SBのカルバハル、マルセロをウイングのように張らせた攻撃的な布陣に、押し込まれて苦しみました。

鹿島のこのサッカーでは、攻撃も守備も両方やらなければならない、両サイドのMFがきついシステムでした。鹿島は選手交代で、柴崎をボランチに下げたりFWの土居を回したりと、サイドのMFを入れ替えてきましたが、次第にレアルの圧力に耐えきれず、サイドのMFが自陣に押し込まれてしまいました。

こうなれば、痛恨の同点ゴールになったPKも必然だったと思います。延長戦にしてしまえば、鹿島は延長戦を戦う体力は残っておらず、ロナウドの2ゴールでダメ押ししたレアルの4-2での勝利という結果に終わります。

しかし、あとちょっとで勝てるところまで行った、鹿島の頑張りは賞賛されるべきです。日本のチームでも戦い方次第ということはわかったので、願わくば浦和が同じように戦ってくれることを祈るばかりです。
コメント (2)
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