オフネタ恒例の、サッカーの思い出話は、2014年から半年ほど日本代表の指揮を執ったアギーレ前監督の記憶です。当時、日本代表はメキシコに学べという意見もありました。
確かに、メキシコは代表の半数近くが国内組で、欧州組も驚くようなワールドクラスはいないなど、チーム構成は日本代表とよく似ています。それでありながら、メキシコは6大会連続でW杯でベスト16です。この間の日本代表のベスト16は2回ですから、メキシコの方が結果を出しているのは事実です。
2014年ブラジルW杯でも、メキシコはブラジルに引き分け、クロアチアに勝ってベスト16に入っていました。当時のメキシコの戦術はアンカーを置いた4-3-3でした。アンカーは粘り強く相手の攻撃の選手に張り付いて、攻撃はサイドに回しての速攻でした。
このときのメキシコ代表監督はアギーレではなかったので、参考程度と思っていましたが、まさにそれと似たサッカーをアギーレが披露したのには驚きました。もちろん、日本にこのシステムを根付かせるには、キーマンのアンカーを誰にするかが課題でした。J1では4-3-3のチームはなかったからです。
事実、アギーレはアジアカップに向けてのメンバー選出には苦労しました。最初の代表戦で思い切って若手を抜擢し、中にはJ1リーグ出場わずか5試合というCB坂井(当時鳥栖)を代表に選んだのは驚きでした。しかし、そんな若手は結局代表に定着できず、アンカーも森重を起用したもののしっくり行かず、ついにアギーレの取った手はベテラン長谷部のアンカー起用でした。
もちろん、安定してパスが回せる長谷部は、アンカーもこなせました。しかし、ベテランの遠藤保仁まで代表に呼ぶなど、なりふり構わず勝ちに行ったアジアカップを、準々決勝でUAEにPK戦とはいえ敗れてしまっては、アギーレを擁護する要素はなくなってしまいました。
これに加え、アギーレがスペインリーグのサラゴサ時代に八百長に関与したという疑惑もあって、アギーレの日本代表はわずかな期間しか見られずに終わりました。
私個人としても、歴代の代表監督の試合前のウォーミングアップの練習は観察していましたが、アギーレの練習は一度も見ることができませんでした。アギーレは今は中東で監督をしています。ACLで日本チームと対戦するかもしれませんね。
確かに、メキシコは代表の半数近くが国内組で、欧州組も驚くようなワールドクラスはいないなど、チーム構成は日本代表とよく似ています。それでありながら、メキシコは6大会連続でW杯でベスト16です。この間の日本代表のベスト16は2回ですから、メキシコの方が結果を出しているのは事実です。
2014年ブラジルW杯でも、メキシコはブラジルに引き分け、クロアチアに勝ってベスト16に入っていました。当時のメキシコの戦術はアンカーを置いた4-3-3でした。アンカーは粘り強く相手の攻撃の選手に張り付いて、攻撃はサイドに回しての速攻でした。
このときのメキシコ代表監督はアギーレではなかったので、参考程度と思っていましたが、まさにそれと似たサッカーをアギーレが披露したのには驚きました。もちろん、日本にこのシステムを根付かせるには、キーマンのアンカーを誰にするかが課題でした。J1では4-3-3のチームはなかったからです。
事実、アギーレはアジアカップに向けてのメンバー選出には苦労しました。最初の代表戦で思い切って若手を抜擢し、中にはJ1リーグ出場わずか5試合というCB坂井(当時鳥栖)を代表に選んだのは驚きでした。しかし、そんな若手は結局代表に定着できず、アンカーも森重を起用したもののしっくり行かず、ついにアギーレの取った手はベテラン長谷部のアンカー起用でした。
もちろん、安定してパスが回せる長谷部は、アンカーもこなせました。しかし、ベテランの遠藤保仁まで代表に呼ぶなど、なりふり構わず勝ちに行ったアジアカップを、準々決勝でUAEにPK戦とはいえ敗れてしまっては、アギーレを擁護する要素はなくなってしまいました。
これに加え、アギーレがスペインリーグのサラゴサ時代に八百長に関与したという疑惑もあって、アギーレの日本代表はわずかな期間しか見られずに終わりました。
私個人としても、歴代の代表監督の試合前のウォーミングアップの練習は観察していましたが、アギーレの練習は一度も見ることができませんでした。アギーレは今は中東で監督をしています。ACLで日本チームと対戦するかもしれませんね。