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走るファンタジスタ(柏木陽介)

2018-11-09 23:19:25 | 浦和レッズ
サポーターから「浦和の太陽」と歌ってもらえる、ゲームメーカーの柏木陽介選手のネタです。柏木は兵庫県の出身ですが、プロになることを目指して、中学時代からサンフレッチェ広島のジュニアユースでプレーしていました。今のチームメイト、槙野智章とはこの頃からの付き合いです。

タイトルの「走るファンタジスタ」というのは、若手時代に呼ばれていた代名詞です。ゲームメーカーとしてパスを出しながら、運動量が多くいろんな場所に出ていける能力は当時から期待されていました。2007年のワールドユース、カナダ大会でベスト8の活躍を見せました。槙野らといろんなパフォーマンスを見せるので「調子乗り世代」という言われ方もされました。

浦和移籍は2010年です。当時はポンテが全盛期を過ぎていたチーム事情で、トップ下もしくはボランチとしての期待でした。もっとも、当時のフィンケ監督のサッカーは調子の波が激しく夏場に大きな連敗をするので、あまり柏木が輝いた印象は持っていません。翌2011年は、当時の監督ペトロに、柏木とマルシオという、守備が苦手なダブルボランチを組まされて低迷を余儀なくされました。

そんな柏木が再び輝いたのは、2012年にミシャが浦和の監督になってからです。戦術が広島時代の3-6-1になり、得意なトップ下に置いてもらったことでパスを出しながら点に絡むスタイルを取り戻しました。当時の柏木とマルシオの2シャドーは、両者とも生かしあう、非常にいい関係だった印象が強いです。

2014年以降は、ボランチにポジションを移します。ミシャサッカーのボランチは一人がDFラインに入り、もう一人が前に残ってボールをさばくという特殊な能力を期待されます。柏木がここに入ると、個人技で相手トップ下のチェックをかわしてからフリーになることができます。上手さという意味では、ボランチの柏木も悪くない印象でした。

今年で31歳とベテランの域に入っており、ここまで来たら浦和で最後までプレーするのでしょう。身体能力で勝負するタイプではないですが、上手さを見に行くには最適の選手です。これからもそのテクニックを見ていきたいです。
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