Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

なでしこ対ノルウェー

2018-11-11 21:47:42 | レディース
今日、なでしこジャパン(日本女子代表)は鳥取でノルウェー代表との親善試合を行っていました。今季はアメリカ遠征で3連敗するなど世界が相手ではどうか?と思われたなでしこですが、アジアカップとインドネシア・アジア大会で両方優勝して自信をつけてきました。今の代表監督、高倉麻子氏は、佐々木前監督ができなかった世代交代で、だいぶ成果を出してきた印象です。

もちろん、スタメンには熊谷、鮫島彩、宇津木瑠美などのベテランもいます。それでも、今のなでしこは若手が入ってもすぐにチームの一員として機能するところがさすが高倉監督です。今やエースストライカーに育った、岩渕真奈が縦パスを受けて、個人技でかわして決めた2点目はまさに、チームの組織が機能して取れた点でした。

若手も躍動しました。ボランチに入った、三浦成美選手はなでしこがカウンターを食らいそうになる場面で、しっかりとノルウェーからボールを奪い返してピンチを未然に防ぎました。その、ボールを奪い返す組織は、さすがなでしこと呼べるもので、ノルウェーがボールをつないで逆襲を狙ってもピンチにさせない強さも感じました。

驚いたのは、初の代表出場となった、長野風花選手です。レッズレディースの下部組織から育ったので、15歳のときからレッズレディースのトップの試合に出て名前を聞いていますが、今は19歳となりすっかり「かわいい」風貌になっています。それはともかく、プレーもさすがで、三浦とうまくバランスを取りながらフリーでボールを受ける技術を習得しています。

しかも、そこから出すパスが素晴らしいです。3点目のゴールシーンでは、右MFの中島が走り込むスピードを計算した絶妙なパスを送り、そこから中島がダイレクトでクロスを上げると、FW岩渕は触るだけでゴールになりました。これほど、鮮やかに組織的な点を取れるところは、これからもなでしこの強みにしていって欲しいです。

試合は、途中出場の籾木の鮮やかなシュートテクニックで4点目を入れたなでしこが、4-1という快勝を収めました。皆が戦術的な動きができ、誰が出てもいい流れの試合ができる、この日は本当にいい試合でした。
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フィギュアスケート

2018-11-11 21:20:56 | 他スポーツ
今、フィギュアスケートはグランプリシリーズの4戦目の日本大会(NHK杯)まで終わりました。ここまで、男子シングルは順調に進んでおり、羽生結弦選手がフィンランドで優勝、宇野昌磨選手がアメリカと日本で優勝と、グランプリファイナルがこの両者の勝負になる可能性が高いです。今年のフィギュアスケートはルール改正が行われ、演技後半の1.1倍になるジャンプが、ショート1回、フリー3回と明確に線が引かれました。

そのため、羽生も宇野も、この1.1倍のところに基礎点が高いコンビネーションジャンプを持って行こうとしていますが、演技終盤で体力が落ちているところでのコンビネーションはさすがの彼らでも苦しいようです。それでも、二人とも勝てる大技を持っている強みがあります。羽生はこれまでの常識では考えられなかった、4回転トーループ+トリプルアクセルというコンビネーションを試合で披露してきました。

フィギュアスケートは一見、宇野が得意にしている4回転フリップのような大技が注目されますが、実際はコンビネーションジャンプの基礎点は10点を超える高得点が狙えます。そこに難度の高い技を持ってくる、これからはそういう次元の争いになってくるのでしょう。羽生も宇野も、まだ成功率には苦しんでいるので、グランプリファイナルではその完成度の勝負が見られそうです。

これに対し、女子シングルはNHK杯で優勝した新星、紀平梨花選手が注目です。ショートでは5位と出遅れましたが、フリーでトリプルアクセルとトリプルトーループの連続ジャンプを成功させて大きく加点をもらい、その後のトリプルアクセルも成功させました。男子ではウォーミングアップ代わりに跳ぶトリプルアクセルですが、女子では安定させて成功する選手はおらず、紀平の挑戦は楽しみです。

大技で勝負する紀平は、まだフランス大会を残しており、グランプリファイナルは約束されていません。それでも、彼女のようなタイプが世界に出て、大技を大舞台で成功させることで自信をつかんで欲しいと思います。もっとも、日本女子のエースは、まだまだNHK杯では2位だった宮原知子選手です。彼女の場合は3回転+3回転のコンビネーションが得点源ですが、大技よりは完成度を重視するタイプです。

今年は大技に挑むか、確実に今できる技を綺麗に跳ぶか、分かれ目のシーズンです。紀平が成功するか、宮原が日本のトップを守るか、その攻防でこれからのフィギュアスケートは変わっていくでしょう。
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