Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

山岸範宏、現役引退

2018-11-30 23:12:45 | 浦和レッズ
J3のギラヴァンツ北九州でプレーしていた、元浦和GK山岸範宏選手が今季限りで現役を引退することになりました。先日引退を発表した平川より1学年上の40歳で、よくここまで現役を続けたと拍手を送りたいです。山岸は2001年、中京大学を出て浦和に加入してきました。もともと教員を目指していたこともあって、新人当時のレッズフェスタでは「指示の声の大きさが売り物です」と自己紹介していました。

当時の浦和は、長年チームを支えた土田(現トップチームGKコーチ)、田北(現横浜FCコーチ)の二人が退団したばかりで、後継者を巡る争いが必要だった頃でした。無名時代の山岸がインタビューで「無駄にしていい日は一日もないので」とコメントしていたように努力して、1年目からトップチームで出番を得ることになります。もっとも、当時の山岸のプレーで覚えているのは、国立競技場の柏戦で、キャッチした勢いでペナルティエリアを思わず出てしまいイエローカードをもらったプレーです。

その後、浦和は山岸のライバルとして、ガンバ大阪から都築龍太を加入させます。この両者がポジションを争った時期は長く、堅実な都築が好みか、ファインセーブを見せるドラマ性の山岸が好みか、サポーターの間で意見が割れたほどの拮抗した関係でした。両者とも、レギュラーとはいかなかったものの代表入りも果たしています。

山岸の守っていた試合で印象的なのは、2004年の横浜FMとのチャンピオンシップです。この試合はPK戦にもつれ込み、何とか奇跡を願ったものの叶わなかった試合でしたが、PKには強い山岸なら何とかしてくれるのではと期待を寄せていました。また、2003年のナビスコ杯決勝の雨の鹿島戦でもゴールを守っていました。

2014年に西川周作が加入してポジションを奪われた山岸ですが、J2山形に移籍したその年の昇格プレーオフでまたも「ドラマ性」を見せてくれました。それは公式戦で初となる「PK以外でのGKのゴール」です。同点では勝ち抜けない山形は、同点のロスタイムに山岸をゴール前に上げ、CKを頭で合わせて決めたものです。本人はニアにいたのでとにかくすらそうとしたので、ゴールの瞬間は見ていませんでしたが。

そんな山岸もついに去るときが来ました。長く充実した現役生活だったでしょう。ありがとうと言いたいです。
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ラグビー日本対ロシア後半

2018-11-30 22:43:51 | 他スポーツ
ラグビー日本対ロシアの後半のビデオを見ました。最終スコアは32-27と日本が辛くも勝ちました。それができた原因としては、バックスを使う日本本来のラグビーを思い出したからだと思っています。流れを戻すきっかけになったのは、フランカー西川がシンビンで一人少なかった後半開始直後に決めた、WTB福岡の追撃のトライです。

トップレベルのラグビーでは、相手より一人多い状況を作れればトライにできます。どうやってその「一人多い」状況を作り出すかは、いろいろな作戦があるでしょう。古典的にはモールを押し込んで相手が人数をかけた隙なのでしょうが、日本の場合はバックスの配置なのでしょう。その「一人多い」状況を作れば、日本が誇る韋駄天の福岡ならトライは可能でした。

これで日本の本来の展開ラグビーが戻ってきました。反則さえしなければ、日本のボール回しはロシアを上回ります。No.8のツイ・ヘンドリックがロシアの守備を個人技で振り切って得たトライで、完全に流れは日本になります。FW戦の劣勢が前半の苦戦の要因でしたが、後半はFW陣も踏ん張り、ロシアに大きなアドバンテージを与えませんでした。

途中出場のSO田村が落ち着いて、PGやコンバージョンを成功させたことと、最後のリーチ・マイケルのトライで、この試合を逆転することができました。それでも、この試合には大きな課題もあります。それは、バックスの球回しで時折地面につくパスミスが見られたことです。W杯で当たる、アイルランドやスコットランドクラスだと見逃してくれないミスに感じます。

また、今回の試合はリザーブ組のテストもありましたが、彼らが出た前半の内容が悪かったのもあります。ラグビーのW杯は1次リーグだけで4試合、1か月弱ある長期戦なので、全試合ベストメンバーで戦うのは不可能でしょう。この課題を解決するには、SRのサンウルブズが使われることになるのでしょう。今年のサンウルブズ、W杯の鍵を握る試合です。
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