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かみ合わぬ組織(11/24湘南対浦和)

2018-11-24 20:32:34 | 浦和レッズ
今日の浦和のアウェイ湘南戦は、1-2の敗戦に終わりました。この敗戦にはある程度やむを得ない理由があり、ゲームメーカーの柏木の出場停止以外にも槙野が代表戦で脳震盪を起こし、さらにマウリシオと青木まで欠場と、浦和のメンバーは相当落ちた状態で戦わないといけませんでした。昨オフに選手が大量流出して、今では決して選手層の厚いチームではない浦和にとって、この湘南戦は苦しいメンバー構成を強いられました。

それでも、序盤は浦和らしくボールを保持するやり方を目指した意図は伝わってきました。槙野の代役に抜擢された、22歳の茂木が積極的に前に出てボールを回収し、柏木の代役の武富も運動量を増やして攻守両面に絡もうとしてきました。しかし、この日の浦和には組織的な攻撃が見られなかった印象です。どうしても、真ん中のボールが回らないと感じたのか、興梠や武藤が下がり出す悪循環でした。

試合が進んでくると、湘南に弱点をうまく狙われました。右ストッパーで出ていた森脇のスピード不足を梅崎司で狙うという作戦です。最初のドリブルは森脇が辛くも戻って止めましたが、2度目に山崎のヘディングで落としたところを梅崎に走られると、森脇は戻れず残っていた茂木もカバーに入れず、梅崎の狙いすましたシュートがゴールになって浦和は痛すぎるビハインドを負います。

前半のシュート数は浦和13本、湘南4本でしたが、そのデータ通りに圧倒した印象はなく、浦和のシュートは遠目からの入りそうもないものが多く、湘南に少ないチャンスを決められて苦しい展開になりました。後半もボールを保持してサイドまでは持てましたが、この日は武藤や興梠に、相手をかわして入れるようなダイナミックさが見られませんでした。

その展開の中、相手の少ないチャンスで菊地が茂木と1対1になるピンチを迎えます。本来ボランチの茂木にとって、ここでシュートストップを期待するのは酷な要求だったかもしれませんが、それを決められてしまった以上、厳しいことを言えば槙野の代役を果たしたとは言えない結果になってしまいました。

柏木の欠場で布陣変更の可能性もあると予想していましたが、実際にはこれまでの3-5-2の3ボランチを継続してきました。しかし、やはりCBの真ん中にストッパータイプの岩波を置くのは苦しく、岩波がカバーして欲しい場面でいないことも目立ちました。長澤と柏木のどちらが上がってくるかわからない、相手にマークの難しさを見せることもできませんでした。興梠のゴールで1点返したものの、浦和の組織としては、最悪の結果だったと言わざるを得ません。
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