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プロ初勝利(宮川哲)

2020-10-01 22:30:06 | 他スポーツ
今日のライオンズは、先発今井が3点のリードを守り切れない苦しい内容の試合でしたが、8回に相手中継ぎのヒギンズを攻略し、中村のタイムリーと山川の2ランで逆転して7-6での勝利を収めました。この逆転で、7回に登板した中継ぎの宮川に、プロ初勝利が転がり込んできました。今日はその宮川哲投手を取り上げます。

宮川はドラフト1位で西武に入ってきた新人です。アマチュア時代は東海大山形高校、上武大と進みますが、上武大時代には147kmを投げたもののプロの指名はなく、社会人野球の東芝に入ります。この東芝時代が彼にとってはブレイクで、球威も152kmが出るようになり、ドラフト上位候補まで名前を上げます。

宮川はさすが実質プロの社会人野球の出身なので、体も出来上がっておりプロの長いシーズンでも悲鳴を上げずに投げ続けています。彼を中継ぎにした辻監督は「1イニングを抑える中継ぎで十分戦力になる」と開幕前の練習試合で起用を決断しました。ここまで36試合に登板して防御率は3.69と、先発投手が崩れた後を処理する中継ぎとしてはまあまあの数字です。

宮川の武器は、152kmのストレートもさることながら、130km台の「パワーカーブ」が持ち球にあります。このボールはスライダーと同じスピードで縦に変化する、打者にとっては見極めにくいボールです。このパワーカーブを安定してストライクゾーンに投げられれば、彼の投球にゆとりが出ます。まだ、パワーカーブがボールになったときに課題はありますが、このボールは磨いていって欲しい武器です。

今は、宮川は先発投手が早い回で降りたときの、便利な中継ぎとしての起用が多いです。勝ち試合でも負け試合でも出番があるので、登板数は多いですが、一度も登録を抹消されていない安定感はさすがです。今後は、是非とも7回や8回を任せられる、勝ちパターンの継投に食い込みたいです。パワーカーブという武器もはっきりしており、体力的には十分トップレベルなので、今後の飛躍を期待したいです。
コメント
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