今日の西武ライオンズは、打線が犠飛やタイムリーなどで小刻みに取った5点を、先発の高橋光成が8回まで無失点の好投で守り切り、7勝目(8敗)を挙げることができました。私が西武ドームに見に行った2試合で両方負け投手という高橋光成ですが、今日は決め球に左打者のアウトコースに投げる「バックドアスライダー」が決まり、何度か見逃し三振を取れたことがこの結果に結びつきました。
高橋光成は群馬県の前橋育英高校からドラフト1位で西武に入団しています。夏の甲子園の優勝投手の実績があり、1年目から一軍で使われましたが、1年目こそ5勝を挙げて期待されたものの、2年目に先発ローテーション入りしたものの4勝11敗と、一軍定着を約束できる成績ではありませんでした。
彼のブレイクは去年です。この年の西武は、前年16勝の多和田が不調で二軍落ち、11勝の榎田が開幕から調子が上がらないと先発投手陣が崩壊状態でした。この年のキャンプは二軍スタートだった高橋光成は、オープン戦でアピールし先発3番手に食い込みます。9月に離脱したもののほぼ一年間ローテーションを守り、10勝6敗と西武の2連覇に大きく貢献しました。
見た目でわかる彼のブレイクの理由は、投げ方が良くなったことがあります。田辺監督時代はコントロールを気にするあまり振りかぶって止まるフォームでしたが、それを素直に投げ下ろすフォームにしたことでストレートの球速は150kmが出るようになり、変化球でもストライクが取れるようになってきました。
今日の8回無失点の好投はさすがでした。球数が120球を超えたことで自分から「無理です」と完封は諦めましたが、それでも序盤からフォークやカーブなどをいいところにコントロールしていました。ストレートが150km出ても、それだけでは抑えられないのが今の野球なので、変化球をコントロールできるのは好投の必須条件です。
この日の好投で、防御率がついに3点台になりました。それまでの高橋光成は防御率4点台が常だったので、先発ローテーションを守ってもエース格とは呼べない内容でした。3点台が当たり前に守れるようになれば、西武のローテーションの軸にも期待できます。まだ、8敗は多いですが、この打線が打てない年で7勝したのは実力がついた証明でしょう。
高橋光成は群馬県の前橋育英高校からドラフト1位で西武に入団しています。夏の甲子園の優勝投手の実績があり、1年目から一軍で使われましたが、1年目こそ5勝を挙げて期待されたものの、2年目に先発ローテーション入りしたものの4勝11敗と、一軍定着を約束できる成績ではありませんでした。
彼のブレイクは去年です。この年の西武は、前年16勝の多和田が不調で二軍落ち、11勝の榎田が開幕から調子が上がらないと先発投手陣が崩壊状態でした。この年のキャンプは二軍スタートだった高橋光成は、オープン戦でアピールし先発3番手に食い込みます。9月に離脱したもののほぼ一年間ローテーションを守り、10勝6敗と西武の2連覇に大きく貢献しました。
見た目でわかる彼のブレイクの理由は、投げ方が良くなったことがあります。田辺監督時代はコントロールを気にするあまり振りかぶって止まるフォームでしたが、それを素直に投げ下ろすフォームにしたことでストレートの球速は150kmが出るようになり、変化球でもストライクが取れるようになってきました。
今日の8回無失点の好投はさすがでした。球数が120球を超えたことで自分から「無理です」と完封は諦めましたが、それでも序盤からフォークやカーブなどをいいところにコントロールしていました。ストレートが150km出ても、それだけでは抑えられないのが今の野球なので、変化球をコントロールできるのは好投の必須条件です。
この日の好投で、防御率がついに3点台になりました。それまでの高橋光成は防御率4点台が常だったので、先発ローテーションを守ってもエース格とは呼べない内容でした。3点台が当たり前に守れるようになれば、西武のローテーションの軸にも期待できます。まだ、8敗は多いですが、この打線が打てない年で7勝したのは実力がついた証明でしょう。