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無敗の抑え(増田達至)

2020-10-07 22:58:54 | 他スポーツ
今日の西武ライオンズは、先発浜屋が3回3失点で降板する苦しい展開ながら、1点ずつ粘って返し、最後は木村文紀の逆転2塁打で勝ち越して首位ソフトバンクに連勝しました。今日は、抑えとして最後に登板して1点を守り切った守護神、増田達至投手の話題にします。増田は社会人野球のNTT西日本の出身で、西武にはドラフト1位で入団してきました。

NTT西日本時代から最速152kmの剛腕という評価でしたが、NTT西日本時代は抑え投手でした。西武は最初から中継ぎや抑えにするつもりで採ってきた投手なのは間違いなく、プロ1年目に出番を得たときは7回を抑える中継ぎでした。田辺監督時代の2015年に、8回を増田、9回を高橋朋巳が抑える継投がなされていた時期もあり、その年は72試合に登板して最優秀中継ぎ投手になっています。

もっとも、そんな増田にも試練の時期はありました。2018年、当初は抑えでスタートしたシーズンでしたが、ストレートの球速が落ちたことで狙い打たれ、一時は二軍で投球練習もできずグラウンドを走っていた時期もあります。どうしても、ストレートとスライダーという球種の少ない投手なので、ストレートの球速の落ちはまともに結果に跳ね返ってしまいます。

翌2019年は、彼なりに「すべての調整法を見直す」ことでストレートの球速を回復させようとしてきました。それは当たり、当初抑えにする予定だったヒースの不振で、再度増田が抑えに返り咲くことになります。その結果、プロ通算100セーブも達成し、現在でも抑えとして西武ライオンズの最後を締める役割を担っています。

もっとも、増田は今オフがFAの年です。昨年オフに球団から打診された複数年契約を断っていることから、移籍の意思があるのではと気になっています。現時点で抑えに課題がある楽天が獲得に名乗りを挙げるのではという噂もありますが、今季はまだ28試合残っており、彼の力が最後まで必要です。来年のことはわかりませんが、東浜の外れ1位だった彼は、東浜にも負けない戦力になってくれたと思っています。
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