相手の術中にはまる(11/4ルヴァン杯浦和対福岡)

ルヴァン杯決勝戦が行われた、国立競技場から帰ってきました。浦和レッズは、1-2のスコアでアビスパ福岡に敗れ、目前に迫ったタイトルはなりませんでした。そうなった要因としては、前半の戦い方が挙げられます。去年、福岡とのリーグ戦の最終戦で、福岡の5-2-3の格下戦術に手こずり、1-1の引き分けだった試合のことはちょっと頭にありました。

福岡の出方は注目して見ましたが、そのときと同じ5-2-3でした。もともと、福岡というチームが少ない得点を守り切ることで8位という順位につけているチームで、まずは浦和の攻め込むスペースをなくしながら、サイドのウイングに早めに出してからの仕掛けを狙うだろうと予想できました。浦和としては、序盤に失点するとその点差を守り切られて敗れるリスクが一番怖いと思われました。

試合は本当にそういうシナリオになりました。福岡が序盤、早めに両ウイングにボールを出せており、浦和のSBの酒井宏樹、荻原が高い位置を取る裏を正確に攻略できていました。何か流れが悪いと感じていた前半5分、右ウイング紺野の仕掛けから、ファーサイドで待っていた前選手がワンタッチで合わせて、先制点は早い時間で福岡に入ることになります。

それでも、まだ時間は85分あるので、浦和としては確実にパスをつないで攻め続ければ可能性はありました。しかし、右MFの高橋がなかなか相手DFに仕掛けられずバックパスが続く、トップ下の早川の個人技も通用しないと、福岡の堅陣を攻めあぐねる展開が続きます。福岡は5バックではあるものの、DFラインは高い位置に引くので、その裏をGK西川のロングボールで狙う手も考えられました。

しかし、福岡の帰陣の早さは徹底しており、浦和としてはサイドまでは持てても、そこからなかなかクロスが入らない展開です。浦和はベンチに安居と大久保がいるので、ハーフタイムまで1点ビハインドで行けば、それからの展開次第ではまだ可能性もありました。そんなロスタイムに食らった福岡の2点目が浦和にとっては重くのしかかることになります。

サイドを前島が仕掛け、マイナス気味のクロスを宮が合わせて、0-2となったことで福岡は持ち前の堅守で守り切るには絶好の展開になります。浦和はもうリスク覚悟で前から行くしかなく、福岡に一切カウンターを許さないくらいの展開にしないと逆転はないと、厳しい展開でした。結果的には、序盤は無理にSBを上げずに、最終ラインに3枚常に残していればと悔やまれます。

御膳水

軽井沢散歩、第二弾は湧き水である「御膳水」です。浅間山から伏流水になって湧き出ている泉で、これが下流の雲場池が綺麗に澄んでいる理由です。さすがに今は飲もうとは思いませんが、江戸時代当時はこれは貴重な水源だったのでしょうね。