昨日の大相撲九州場所では、久しぶりに「水入り」の相撲を見ました。カードは翠富士対北青鵬でした。2mを超える長身の北青鵬に対し、翠富士は174cmの小兵で、「大小対決」でした、立ち合いは翠富士が当たり勝って、もろ差しになって頭をつける体勢になります。翠富士にとっては絶好の体勢でしたが、それでも北青鵬は肩越しに左上手を引いていました。
北青鵬は相撲の常識が通用しない力士で、肩越しの上手は普通あまり力が伝わらないのですが、北青鵬はそれでも相撲が取れます。翠富士は何とか決着を付けようと、け返し、外掛けなど足技を次々と繰り出しますが、北青鵬の体勢はなかなか崩れません。北青鵬の方からはまったく技を出さずに立っていましたが、翠富士の技が効かないまま時間が流れていきます。
そのまま2分ほどの時間が過ぎたときに、勝負審判が手を上げます。行司も気づき、組み合った両者のまわしを叩いて水入りを告げました。昔は水入りは「二番後取り直し」というルールで力士に休息を与えましたが、今の水入りは塩を盛って足の位置をマークして、文字通り土俵下に力士を休ませて水を飲ませる運用になっています。
この水入りは過去には逸ノ城対照ノ富士でありました。この両者の対戦は右四つがっぷりになることが多く、組み合った状態が長く続く相撲で実現した水入りでした。この相撲は互角の印象がありましたが、今回の翠富士ー北青鵬戦は頭をつけている翠富士の方が体力的には厳しく、上手を引いて粘っている北青鵬には余裕がある印象でした。
最終的に、この相撲は水入り休憩も含めて6分半の長い相撲になりました。このままでは自分の体力が切れると感じた翠富士は、思い切って右から下手投げを打ちますが、そこを北青鵬が左上手からの投げを打ち返し、翠富士がわずかに早く土俵に落ちて北青鵬の勝利に終わりました。こういう長い相撲を、生で見ることはなかなかないですが、テレビを見ていても「どうなるんだろう」と興味深い相撲でした。
北青鵬は相撲の常識が通用しない力士で、肩越しの上手は普通あまり力が伝わらないのですが、北青鵬はそれでも相撲が取れます。翠富士は何とか決着を付けようと、け返し、外掛けなど足技を次々と繰り出しますが、北青鵬の体勢はなかなか崩れません。北青鵬の方からはまったく技を出さずに立っていましたが、翠富士の技が効かないまま時間が流れていきます。
そのまま2分ほどの時間が過ぎたときに、勝負審判が手を上げます。行司も気づき、組み合った両者のまわしを叩いて水入りを告げました。昔は水入りは「二番後取り直し」というルールで力士に休息を与えましたが、今の水入りは塩を盛って足の位置をマークして、文字通り土俵下に力士を休ませて水を飲ませる運用になっています。
この水入りは過去には逸ノ城対照ノ富士でありました。この両者の対戦は右四つがっぷりになることが多く、組み合った状態が長く続く相撲で実現した水入りでした。この相撲は互角の印象がありましたが、今回の翠富士ー北青鵬戦は頭をつけている翠富士の方が体力的には厳しく、上手を引いて粘っている北青鵬には余裕がある印象でした。
最終的に、この相撲は水入り休憩も含めて6分半の長い相撲になりました。このままでは自分の体力が切れると感じた翠富士は、思い切って右から下手投げを打ちますが、そこを北青鵬が左上手からの投げを打ち返し、翠富士がわずかに早く土俵に落ちて北青鵬の勝利に終わりました。こういう長い相撲を、生で見ることはなかなかないですが、テレビを見ていても「どうなるんだろう」と興味深い相撲でした。