Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

阿部勇樹の特徴

2007-01-11 20:49:03 | 他チーム
今、浦和関連で話題の選手といえば、千葉の阿部勇樹選手でしょう。阿部勇樹といえば、FKの名手で、DFとボランチでプレーできる万能性やセットプレーの強さで有名な選手です。獲得に成功すれば、浦和にとっては大きな戦力になってくれることは間違いありません。

しかし、この派手なイメージで阿部勇樹を考えていると、実際の阿部勇樹とは違うことになります。それは、千葉の試合で阿部勇樹を中心に見た経験があればわかりますが、阿部勇樹は基本的に地味な役割でこそ輝く選手なのです。

現在の千葉のダブルボランチは、佐藤勇人と阿部勇樹ですが、攻撃参加するのはほとんど佐藤勇人の方です。阿部勇樹は、たいてい後ろでバランスを取っています。また、千葉での阿部勇樹は、主に相手のトップ下に付いて消す役割を与えられることが多い選手です。そのため、阿部勇樹を派手なイメージで捉えていると、「あれ?阿部勇樹はどこにいるんだ?」というギャップを感じることになるでしょう。

また、阿部勇樹には長谷部のドリブルや、鈴木啓太のピッチ全体を駆け回るダイナミックさはありません。阿部勇樹は頭を使って運動量をわざと抑え、自分がどこにいればいいかを判断する選手です。そのため、もし阿部勇樹が加入したら、一試合や二試合存在感がなかったからと言って、早々と不要論を口にするのは避けた方がいいと思います。

相手のトップ下に何度も抜かれたりしたら話は別ですが、地味に相手トップ下を消せば基本的に役割は果たしたことになります。今のところ、阿部勇樹は長谷部の代わりか鈴木啓太の代わりかはわかりませんが、今のレッズで替えの効かない選手である鈴木啓太と同格以上の選手が加入することで、誰が出ても強いレッズを実現することができるでしょう。楽しみにしています。
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私を救ってくれた飴玉

2007-01-10 20:19:24 | 雑記
サッカーネタも、オフの時期は毎日という訳にはいかないので、今回は私の手術に関する話を少々。

手術の際、麻酔を掛けるため、当日の朝から飲まず食わずの点滴生活になりました。いくら栄養分は点滴で補給されていると頭ではわかっていても、人間、何か食べていないと不安になるものです。そんな手術の直前に、医者の先生から出た指示は意外なものでした。

「飴玉なら、3個までなめていい」

というものでした。これは救われた思いがしました。入院生活というと、あれはやっちゃだめという、規制の厳しい生活を想像していましたから、一部規制を緩めてくれたこの措置には感謝しています。それで、手術を乗り切れたと言ってもいいでしょう。
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天皇杯の実物

2007-01-09 19:01:54 | 浦和レッズ
今日、浦和駅でバスを降り、病院に向かった途中で、天皇杯の実物を発見しました。タイトル慣れしてきたレッズにとっては恒例行事ですが、伊勢丹の一階のショーウィンドウに飾ってありました。もうほとぼりも冷めた頃らしく、カメラを向けていたのは私一人でしたが、長い入院生活から解放された私にとってはこれを見るのも社会復帰の一環なので、嬉しかったです。

今更ながら、病院の小さいテレビで見た天皇杯決勝の感想です。この日の浦和は、G大阪の一方的なボールキープを許してしまいました。内容だけ見れば、天皇杯の中でも悪い方から数えた方が早いでしょう。その原因を、入院中で頭に刺激を与えるためにはいいと思って、ベッドの上で考えてみました。

その理由は「山田の器用さ」が考えられます。山田は、あまり知られていませんが、実は最終ラインでもプレーできます。土橋の劇的VゴールのJ2最終戦、DFピクンを下げた浦和では最終ラインは山田がリベロをやっていました。

そのため、細貝のところが再三狙われて内舘が右サイドへ引き出され、最終ラインのバランスが悪いと判断した、この日左ボランチの山田が最終ラインに吸収されてしまいました。これで、ボランチは事実上鈴木啓太一枚になってしまい、そのスペースをG大阪に使われたのが苦戦の原因と思われました。

そのため、ギドの打った交代策は平川out長谷部inで、いつもの左ボランチに長谷部を入れたものでした。少し遅かったかなと思いましたが、延長戦も考えてぎりぎりまで遅らせたギドのプロとしての決断だったと思います。山田が右アウトサイドに回ることで、チームのバランスが回復しました。

結果的にはこの長谷部のパスで岡野が走り、相手に当たってこぼれたクロスが永井の目の前に転がるという幸運が待っていましたが、決して運だけで勝ったものではなく、こんな伏線があったと思います。病院の14型テレビでの観戦なので、間違っているかもしれませんが、私はこう感じました。
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粘りのサッカー(1/8高校選手権決勝)

2007-01-08 16:58:20 | 他チーム
kobbyは今日、ようやく退院し、久しぶりにブログを更新することができました。更新されなかった2週間の間、いつ更新されるのだろうと思ってアクセスして頂いた皆様にはご心配お掛けしました。二週間もの間、体を動かせず、ただ時間が過ぎて体の回復を待つという日々は決して楽しいものではありませんが、普段なら見ることのなかった番組に至るまでテレビをいろいろ見て、得たものもありました。最大のものは、レッズの天皇杯優勝を映像とはいえ見られたことでしょう。

今日は高校サッカーの決勝戦でした。退院初日なのでさすがにテレビ観戦ですが、作陽対盛岡商というカードは地味な印象を受けたのか、観客はいつもの年よりは少ないようでした。しかし、Jリーグに行くスター選手こそいませんでしたが、中身は高校生らしい、意地と執念がぶつかり合う試合でした。

盛岡商の斉藤監督が、来年で定年になるため、ラストチャンスに近かったこともあって、何となく盛岡商応援という気持ちで見ていましたが、盛岡商のサッカーは粘りが売り物らしい印象を受けました。4バックは派手なオーバーラップはあまり見せませんが、しっかりラインをコントロールして、相手FW村井の個人技にこそ失点場面で崩されたものの、サッカーは組織でやるものだという形を見せてくれました。

得点シーンも派手さはなかったものの、サイドを深くえぐって、マイナスのクロスに勝負を賭けるものでした。こんな場面を見ると、1997年のW杯フランス大会の予選、がけっぷちの日本代表がアウェーの韓国戦で見せた、先制点(相馬のマイナスのクロスを名波が合わせた)を思い出しました。

特に、PKを外した林選手が、一度クロスをミスキックしたものの、あきらめず詰めて押し込んだ1点目は感動的でした。粘りのサッカーで勝ったと、盛岡商の勝因は言ってもいいと思います。
コメント (4)
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