Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

思い切り人数を掛ける(9/22浦和対G大阪)

2012-09-23 10:28:08 | 浦和レッズ
昨日の浦和対G大阪、0-5という結果には唖然とするばかりです。一回歯車が狂うとミシャのチームといえども一気に崩壊することもあるということで、最後の2点は無理に攻めに出た結果とはいえども、これではブーイングをせざるを得ないサポ心理でしょう。

防げた失点は阿部の1点目でしょう。そんなにサイドを崩されたわけでもなく、ミドルレンジから思い切り打ったシュートがDFの間をすり抜けたゴールで、GKの反応次第では防げたのではとの思いはあります。これでG大阪を乗せてしまったのは確かで、2点目は藤春のクロスにレアンドロが頭で合わせる、G大阪が最もやりたい形の失点でした。

藤春選手は今まで名前だけしか知りませんでしたが、いい選手ですね。G大阪の左SBは安田→下平→藤春と受け継がれていますが、皆左利きの選手で、きれいなクロスを上げる選手が揃っています。ドリブル突破でも平川に勝ちましたし、今回は見事にやられてしまいました。

逆に浦和の方は、G大阪が2点リードしたこともあって慎重にブロックを作ってくるので、攻撃が単発でボールの周りの選手が動いていませんでした。原口はほとんど存在感がなく、パスが通らずG大阪の組織の前に消されました。

浦和の4-1-5には対策も立てられ始めていて、最終ラインの4人だけに頼らず、今回のG大阪はアウトサイドの梅崎や平川のところをMFが下がって消す方法でした。FC東京のように3-5-2で守ってきたチームもありましたし、そろそろ阿部勇樹や鈴木啓太のようにマークされていない選手が出て行く必要もあるのではと思います。

それでも、先手を取りさえすれば相手は無理をして前に掛かってくるので、今回のような展開はミシャの教科書にはなかったかもしれません。浦和というチームがあまり戦術的にオプションを持っておらず、パワープレーのような負けているときの策があまりないこともこの試合でわかってしまいました。

この完敗で、とりあえずは優勝云々は忘れ、チームの建て直しに1週間をかけることになります。世界的には1週間あれば練習次第でチームを変えられることは言われているので、この1週間をどう過ごすかは重要です。ミシャが思い切った手を打つか、同じメンバーに賭けるかは注目です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

横綱昇進の基準

2012-09-22 09:41:33 | 他スポーツ
今日はG大阪戦で埼スタに行くので、即日更新ができない可能性もあるので穴埋めネタを用意しておきます。ここのところ多い相撲ネタですが、大関日馬富士の横綱昇進がいよいよ現実味を帯びてきたので、大関から横綱に上がる基準について書きます。

ここ20年ほど、横綱に上がるためには何が何でも二場所連続優勝しないと駄目という基準になっています。その代わり、3場所前は8勝7敗でも不問とされています。こういう基準になったのは優勝なしで横綱に上げた双羽黒が不祥事で角界を去って以来、横綱昇進の基準を厳しくしたことが考えられます。

また、明確に示されたのは貴乃花の横綱昇進見送りの際で、2場所前11勝、直前場所全勝の貴乃花について、審判部が上げるべきと横審に諮問したところ、横審は何が何でも二場所連続優勝しないと駄目と昇進を見送りました。貴乃花は大関以下で既に7回優勝していて、十分横綱の力はあったのに不可解な見送りでした。

貴乃花の場合、次の場所も全勝優勝して今度は誰も文句を言わせない昇進を勝ち取るのですが、彼の大関以下の優勝回数8回は前代未聞で、もっと早く上げておくべきではということを感じたのは私だけではないと思います。

ただ、今回の日馬富士に関しては、横審も何が何でも優勝という基準を少し緩めるような意見も出ています。それは先場所の全勝優勝が大きく、過去の全勝優勝経験力士で横綱になれなかったのは若島津一人だけという先例にもならい、13勝2敗でもいいのではという意見も出ているようです。

それに加え、大関が6人もいるという番付面の理由もあると思います。横綱昇進の基準が厳しいことが、大関に人がたまる理由にもなっており、このあたりで新しい横綱を出しておかないとこれからも大関に人がたまると考えてもおかしくはありません。

日馬富士の場合、優勝争いの相手は白鵬なので、千秋楽の直接対決で追いつかれて決定戦になる可能性は結構あると思っています。そのため、横綱昇進は14勝でいいと審判部が援軍を出しておけば、今日の鶴竜戦に勝てば綱は確実になり、リラックスして優勝争いができるはずです。そんな粋な裁定があってもいいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

荒川土手の彼岸花

2012-09-21 17:39:00 | 埼玉
暑さ寒さも彼岸までとは言いますが、ようやく散歩に出られる陽気になったので、母と荒川の土手まで散歩してきました。彼岸花は球根で咲くので、咲く場所は毎年同じですが、例年に比べて開花は遅いものの、今年も見ることができました。

高麗の巾着田も開花してきているようですが、こちらも埼玉新聞の情報によれば例年より開花は遅めとの情報です。巾着田では往復の露天で彼岸花の球根を売っています。毒があり彼岸花を育てる目的でしか使えないので、価格は1個100円前後と安いです。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

G大阪戦プレビュー

2012-09-21 11:18:58 | 浦和レッズ
今週末、浦和はホーム埼玉スタジアムでG大阪と対戦します。この両者の過去の対戦成績はほぼ五分で、浦和が強かった時代はG大阪も強く、浦和が弱かった時代はG大阪も低迷時代だった傾向があります。今年は浦和3位、G大阪16位と明暗が分かれる、今までにあまりない展開です。

浦和はこの試合を勝てば首位に立つ可能性もあるので、勝ち点3が欲しい試合です。特にG大阪というチームがサイドハーフを高く張らせて「出てくる」チームなので、浦和得意の両アウトサイドを使った攻撃が機能する確率が高い相手でもあります。勝つときは大量点も取れるG大阪の攻撃は脅威ではありますが、ミシャはG大阪相手に引いて勝ち点1を取りに行くサッカーはしないと思います。

G大阪はチーム得点王の佐藤が負傷したという情報もあります。ただ、レアンドロ、パウリーニョと他にも点の取れる選手はいるので、G大阪得意の攻撃サッカーは十分できると思います。特に浦和はパウリーニョに対して相性が悪く、甲府時代のパウリーニョに3失点に絡まれた苦い記憶もあるので、油断はできません。

パウリーニョはFW登録ではありますが、意図的に位置を下げて浦和DFから逃げる動きをすると力を発揮する選手です。トップスピードに乗せる前に鈴木啓太、阿部勇樹あたりが早めにチェックに行かないと力で振り切られるリスクのある相手でもあります。

G大阪には遠藤や今野といった現役代表選手もいるので、なぜこの位置にいるのか不思議ではあります。もっとも、柏木がG大阪のことを「守備に弱点がある」と話していたように、SBがどんどん出て行くG大阪の攻撃の裏は狙いどころと思っているのでしょう。カウンターで2シャドーに入れる浦和の攻撃パターンが機能すれば、勝てる相手だと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

風のように現れ(呂比須ワグナー)

2012-09-20 17:01:40 | 他チーム
1998年フランスW杯予選中に帰化申請が通り、突然現れた日本代表ということで当時話題になった呂比須(ロペス)ワグナー選手の思い出です。呂比須は当時JFLの柏でプレーしていましたが、柏が新外国人を補強することになり、アマチュアの本田技研でプレーした経験もあります。

本人は、「日本代表に入るために帰化したわけではない」と強調するように、日本という国が好きだから帰化した選手で、日本語もかなり早くから覚えていたようです。ただ、やはりJFLの選手ですから当時のプレーは見ておらず、呂比須の思い出は風のように現れ風のように去った日本代表時代のプレーに限られます。

しかも、呂比須帰化のタイミングが、W杯最終予選の3戦目の韓国戦の直前で、この突然現れた日本代表をどう扱うかは加茂監督の手腕が問われましたが、結果はスタメン起用とサポーターの期待には応えてくれました。当時はカズと2トップを組んでいましたが、この呂比須に替えて秋田を入れた交代が失敗で、加茂監督の更迭問題に発展することになります。

加茂監督を受け継いだ当時ヘッドコーチの岡田監督は、呂比須をウズベキスタン戦でベンチスタートにします。途中出場した呂比須は、井原からのロングボールを頭で合わせ、相手GKのミスで同点ゴールを奪います。この勝ち点1はどういう影響が出るかわからないが、ゼロよりは間違いなくいいだろうとサポーターとしては少し前を向けた引き分けでした。

私が覚えている呂比須のベストゴールは、最終予選6戦目のUAE戦の先制ゴールです。この試合から岡田監督がトップ下に北澤を入れて、ダイヤモンドの中盤で強気に攻める方針に変え、その策が見事に当たって開始まもなく呂比須が右ポストを叩いて決めたゴールです。このサッカーは面白いと思い、W杯予選の通過も期待しましたが、結果は通過こそしたものの苦しみました。

呂比須はフランスW杯に出場して、日本人の中ではテクニック的には通用するとインパクトは残しましたが、W杯のあとは代表には呼ばれなくなってしまいました。その後はFC東京、アビスパ福岡でプレーしますが、最後はJ2で現役生活を終えます。

今年、G大阪のヘッドコーチで日本に帰ってきたのは一つの挑戦でしたが、結果を出すことはできませんでした。しかし、あの苦しかったフランスW杯の予選、呂比須がサポーターに与えた存在感はさすがでした。またどこかのチームの指導者になって戻ってくれることを期待したいです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

正攻法ゆえ(栃ノ心)

2012-09-19 21:31:37 | 他スポーツ
今日は通院で休暇を取っており、ほぼ丸一日病院内を振り回されたこともあって疲労気味なので、穴埋めネタで大相撲から引っ張ってきます。スポーツニュースでも追える横綱、大関の相撲はだいたいチェックしていますが、今回のように祝日が場所中のときは幕内の下の方から相撲を見ることもあります。

そういうときに限って応援している力士に、現在西小結の栃ノ心がいます。栃ノ心はグルジアの出身で、デルピエロのような容貌をしている長身力士です。この力士が好きな理由にはいかにも相撲を取るために生まれてきたような190cmを超える長身と150kg程度のバランスのいい体型に、黒海や阿覧のようなレスリング転向組にありがちなレスリングの癖がないことです。

そのため、栃ノ心は顔さえ見なければ日本人力士と言っても違和感はなく、本格的四つ相撲を取ってくれる私が好きな相撲巧者の一人です。ただ、あまりにも正直に相撲を取りすぎる正攻法ゆえに、白鵬との対戦成績は14戦全敗とまったく歯が立ちません。かつて、大関候補とまで言われた蔵間が正攻法ゆえに北の湖相手に15戦全敗だった事実を思い出します。

白鵬という横綱が下位力士相手に安定した成績を維持しているので、10戦以上戦って全敗という力士は栃ノ心だけではありませんが、栃ノ心の場合スケールの大きい力士だけにその成績は惜しまれます。

それでも、土俵に詰まったときにうっちゃりを見せてくれる力士は、私が見る限り栃ノ心だけです。決まることはあまりないとしても、最後まで勝負を諦めない闘志は、間違いなく私の心を揺さぶる存在です。これから望むことは、まわしを切ったりとか出し投げとか相撲独特の技を身につけて欲しいことです。

今はまだ、がっぷりに組んで力比べという展開になることも多いだけに、栃ノ心も力は強いですがもっと強い力士はいるので、これぞ力士だと思わせるだけの技が欲しいところです。今場所は残念ながら負け越しましたが、いつか上位を次々食って波乱を巻き起こす力士になって欲しいと思っています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

残暑の消耗戦(9/17山形対京都)

2012-09-18 18:40:12 | 他チーム
昨日はデーゲームだったこともあって、スカパーで珍しくJ2の試合を見ました。カード的にも昇格プレーオフの6位を賭けた5位山形と6位京都の直接対決と面白い対戦だったので、J2だとザッピングしてしまうこともある私が、この試合は最初から最後まで見ました。

山形の試合を見るのはGWの東京V戦以来でしたが、トップ下にC大阪からブランキーニョを補強していて、ボールが持てるポイントを作っていました。東京V戦はゲームメーカーを置かない3トップでしたから、別のチームのようです。

京都に至っては前に見たのは天皇杯の決勝だったので、全然違うチームになっていると思っていましたが、こちらは連敗中でてこ入れが必要とFWに長身の長沢が入っていましたが、サイドに人数をかけてショートパスから突破というサッカーは天皇杯のときと一緒でした。

山形は涼しいイメージもあるかもしれませんが、盆地の気候なので夏場は暑く、昨日の試合も35度の猛暑の中で行われました。山形にとっては3ヶ月ぶりのデーゲームで、しかも金曜日に試合をしてから中2日の試合だったので、体力的にはきついだろうと思っていました。

先手を取ったのは連敗中の京都でした。リーグは連敗中ですが、天皇杯の松本山雅戦を勝っているので、京都にぎこちなさはあまりなく、CKを何本も取って意欲的に攻めました。先制点はCKのクリアボールを工藤がミドルで叩き込んだもので、難易度の高いシュートでした。

このゴールの直後に前半終了の笛が吹かれたので、京都優位は動かないと思っていましたが、山形も京都のポゼッションにカウンターで対抗して、左SB石川のゴールで同点に追い付きました。ブランキーニョのところでボールが収まるのも山形にとっては大きく、山形にも十分勝機はあった試合でしたが、京都のカウンターから中村がゴールを決めて2-1にしてからは暑さの中の消耗戦になりました。

山形にとっては頼みのブランキーニョが暑さで消耗して交代したのが痛く、試合はそのまま京都の勝利に終わりました。連敗中だった京都が難敵山形にアウェイで勝ったのは大きく、J2は残り8試合、まだまだ一波乱も二波乱もありそうな展開です。史上初の試みの昇格プレーオフは盛り上がりそうです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大相撲秋場所中盤戦

2012-09-17 11:51:58 | 他スポーツ
昨日で大相撲秋場所は中日を迎えました。今場所は大関日馬富士の綱取りが話題ですが、昨日の取組は妙義龍に懐に入られ、辛くも首投げで投げ捨てる危ない相撲でした。それでも、ここまで8戦全勝と結果は出ているので、十分チャンスはあります。

解説の舞の海が指摘していたコメントでは、横綱になると8勝7敗などの不成績がある日馬富士の場合、なってからが大変ではと言っていました。確かに、日馬富士の場合体力的に毎場所優勝を狙うのは厳しいですが、上がれるときに上がっておかないと日馬富士の28歳という年齢を考えると最後のチャンスかもしれないので、このチャンスはものにしようと必死でしょう。

6大関という番付の話題もありますが、今場所は琴奨菊、琴欧州、把瑠都の3人が休場して大関は3人と寂しいです。もっとも、5人が8戦全勝と好調な今場所は、見ていて面白いのは確かです。よく、「関脇が強い場所は面白い」と言われますが、今場所は関脇の妙義龍が6勝2敗と好調なのも面白い理由です。

6大関が全員出ていれば、中日あたりから大関同士と当てなければいけませんが、今場所は3大関なので、平幕で勝ちっぱなしの高安や旭天鵬を上位と当てることもできます。まだ中日なので、最終的にどういう結果になるかはわかりませんが、今場所は残暑が厳しくコンディション調整は難しい場所のはずですが、日馬富士も稀勢の里も好調なのは嬉しい限りです。

白鵬の取組をスポーツニュースでも報道しないのは残念ですが、この横綱も今場所は安定しており、日馬富士を横綱に上げない関門になるのは間違いないところです。2場所連続で優勝できなかったことが話題になるくらい、今の相撲界は白鵬の単独天下で、白鵬を誰が負かすかが場所のポイントになるほどです。

日馬富士が話題になっている今場所も、終わってみれば白鵬が制していたというシナリオは十分考えられます。横綱土俵入りの形もうまく、横綱としては品格も十分備えている白鵬の域に日馬富士が挑むのは難しいかもしれませんが、勝って当たり前が横綱なので、それを日馬富士は目指すことになります。長期間綱を張るのは厳しいかもしれませんが、横綱は入門する新弟子にとっては誰もが目指すところなので、日馬富士にはベストを尽くして欲しいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

SB可能なCB(槙野智章)

2012-09-16 18:12:38 | 浦和レッズ
槙野智章選手がドイツで思うように出場機会を得られず、ケルンからレンタルで浦和入りというニュースを聞いたときは、ミシャのサッカーを知っている選手が欲しいのだろうと思って理解はできました。

ただ、広島時代は3バックの一角ということは知っていましたが、ストッパータイプかカバーリングタイプかは相手チームのCBを意識して見ることは少ないので理解していませんでした。槙野が初めて代表入りしたときに闘莉王を意識していて、DFながら点を取ることは知っていましたが。

ミシャのサッカーが3バックと知って、槙野は3バックの一角ということはすぐにわかりましたが、ストッパータイプということがわかったのは埼玉スタジアムで実戦を見てからです。ただ、単に相手をマークするだけのストッパーではなく、4-1-5の変則的なサッカーをするミシャの戦術ではSBが可能なところが売り物です。

もちろん、平川のような瞬間的なスピードはありませんが、梅崎と二人で組織的な攻撃ができるところは売り物で、1試合で1本は惜しいシュートは放ってくれます。本人は「頭を使って相手の嫌がるプレーをする」と言っていますが、確かに浦和も広島時代の槙野に決勝点を入れられて1-0で負けたこともあります。

坪井がボールを持っても前線にパスを出せないのが逆に目立ってしまうほど、槙野がボールを持っているときはMF並みのセンスを持っており、とてもCBが攻撃参加しているようには見えません。攻撃センスは過去の浦和DFの中ではトップクラスだと思います。

本業の守備も1対1に強く、裏を簡単には取られません。槙野があれだけ上がっていると、リスクマネージメントは気になりますが、阿部勇樹が最終ラインをこなせるので、槙野も思い切って行けます。

1ゴール1アシストの結果は年にそうあることではありませんが、DFでも試合に出ている以上、「人生最良の日」はあるもので、槙野にとっては昨日だったと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

相手守備につけこむ(9/15横浜FM対浦和)

2012-09-16 10:14:31 | 浦和レッズ
立ち上がりは、前半5分で失点しただけではなく、チームのバランスもがたがたで、このままでは大敗すると思ったくらい、浦和は良くありませんでした。相手がマルキーニョスの1トップで、サイドに小野と斎藤というスピード系を置いていたことで、両アウトサイドの梅崎と平川が対応できなかったのも理由でした。

横浜FMの序盤の戦いぶりも良かったように思えます。左の梅崎を多く使う傾向のある浦和の攻撃を読んで、兵藤を梅崎番に当ててクロスを上げさせず、栗原、中澤の堅守を誇る横浜FMの戦力を考えると、このまま守り切られるのではと思わせる内容でした。

それを打ち破ったのは、後ろから上がってきた刺客、槙野でした。槙野自身も相手DFをいかに出し抜くかということを考えていて、頭を使って走るということを言っていますが、この日は攻撃の起点になり、見事1得点1アシストの活躍でした。特に同点ゴールのアシストの方を評価していて、柏木とは広島でもチームメイトだったこともあって走るタイミングなどはわかると言っています。

もちろん、サイドネットに左足で突き刺した柏木のシュートも豪快ですばらしかったこともあって、前半を同点で折り返したにもかかわらず勝てそうな雰囲気はしていました。埼玉新聞で現在3位といい位置につけていることが話題になっていたので、この試合は勝ち点3を期待していましたが、決勝点はマルシオのボール奪取からでした。

正直、相手DFが栗原だったので、まさかあの位置で取れるとはと思っていましたが、そういう相手守備の乱れに付け込めるのも今の浦和のチーム状態の良さで、原口が独走して相手GKとの1対1に持ち込んだ時点で勝負ありでした。原口が相手GKに当ててしまったのは残念でしたが、そこに槙野が詰めているあたり、DFながらゴールを狙う槙野の良さが出たゴールだと思います。

これで2位仙台に勝ち点で並び、首位広島も十分射程距離と楽しみな位置につけました。今季はACL組が連戦の疲労で序盤あまり良くなかったこともあって混戦になっており、もちろん浦和にも十分チャンスはあります。まだ9試合残っているので、そういうことはもっと先に考えればいいですが、今は勝利という結果を喜んでいたいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする