今年初めて導入されたJ1昇格プレーオフは3位から6位までのトーナメント戦でした。順位で有利不利が出るように、3位と4位は初戦をホームで戦え、引き分けに終わったときは順位の上のチームの勝利というルールでした。このルールなら3位京都は2引き分けでも昇格できますが、6位大分はなにがなんでも2勝しないと上がれません。
このルールなら順当に京都が勝つと予想していましたが、意外にも決勝戦のカードは5位千葉対大分になりました。引き分けでも昇格できる千葉が、同点で終盤に来たらどう戦うかは見所でした。
試合は千葉が押しぎみに進めました。3バックの大分が千葉の左サイドにスペースを与えるので、千葉は左SBの渡辺と左MFの谷沢をうまく使ってクロスを狙いました。ターゲットが藤田一枚しかないので、なかなか合いませんでしたが、ボール支配率なら圧倒していました。
苦しい展開だった大分は、左アウトサイドのチェ・ジョンファンのクロスが頼みの綱でした。京都戦で4得点の森島が高さで競り勝つ場面もありましたが、決まりそうな場面はあまり見られませんでした。それでも大分は回数こそあまり多くないものの、カウンターでチャンスを作り、チームとしては意図通りに戦っているというのは伝わってきました。
前半は0-0で折り返しました。優位だった千葉は前半の戦い方を守りながら、あまり使えなかった右MFの米倉のスピードを生かしたいと思っていました。逆に大分は同点の展開が続けば、引き分けでは昇格できない以上、早めに勝負してくることが考えられました。
千葉は少しずつFW藤田に縦パスが入り始め、大分としては苦しい展開でしたが、大分はベンチに元千葉のFW林、ベテランFW高松を置いており、彼らの使い方が勝負のポイントでした。このままスコアレスドローが濃厚になった後半41分、森島のパスで抜け出した林のゴールで不利だった大分が勝ち越します。
この後が昇格プレーオフらしい展開で、千葉は最後の交代枠で長身FWオーロイを入れてパワープレーを挑んできました。前に蹴る千葉とひたすらクリアの大分の戦いは、お互い昇格を賭けた一戦だけに激しい展開でした。
結果は1-0で大分の勝利に終わり、6位からの昇格は見事な下克上です。チーム消滅の危機を寄付金で乗り切ったチームだけに、J1でもその気持ちを見せてくれることを期待しています。
このルールなら順当に京都が勝つと予想していましたが、意外にも決勝戦のカードは5位千葉対大分になりました。引き分けでも昇格できる千葉が、同点で終盤に来たらどう戦うかは見所でした。
試合は千葉が押しぎみに進めました。3バックの大分が千葉の左サイドにスペースを与えるので、千葉は左SBの渡辺と左MFの谷沢をうまく使ってクロスを狙いました。ターゲットが藤田一枚しかないので、なかなか合いませんでしたが、ボール支配率なら圧倒していました。
苦しい展開だった大分は、左アウトサイドのチェ・ジョンファンのクロスが頼みの綱でした。京都戦で4得点の森島が高さで競り勝つ場面もありましたが、決まりそうな場面はあまり見られませんでした。それでも大分は回数こそあまり多くないものの、カウンターでチャンスを作り、チームとしては意図通りに戦っているというのは伝わってきました。
前半は0-0で折り返しました。優位だった千葉は前半の戦い方を守りながら、あまり使えなかった右MFの米倉のスピードを生かしたいと思っていました。逆に大分は同点の展開が続けば、引き分けでは昇格できない以上、早めに勝負してくることが考えられました。
千葉は少しずつFW藤田に縦パスが入り始め、大分としては苦しい展開でしたが、大分はベンチに元千葉のFW林、ベテランFW高松を置いており、彼らの使い方が勝負のポイントでした。このままスコアレスドローが濃厚になった後半41分、森島のパスで抜け出した林のゴールで不利だった大分が勝ち越します。
この後が昇格プレーオフらしい展開で、千葉は最後の交代枠で長身FWオーロイを入れてパワープレーを挑んできました。前に蹴る千葉とひたすらクリアの大分の戦いは、お互い昇格を賭けた一戦だけに激しい展開でした。
結果は1-0で大分の勝利に終わり、6位からの昇格は見事な下克上です。チーム消滅の危機を寄付金で乗り切ったチームだけに、J1でもその気持ちを見せてくれることを期待しています。