Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

甲府戦プレビュー

2017-08-07 21:45:37 | 浦和レッズ
あさっての水曜日、浦和はアウェイ中銀スタジアムで、ヴァンフォーレ甲府と対戦します。甲府というチームはカラーがはっきりしており、選手が変わっても監督が変わっても一貫して5-4-1で引いて守るチームです。浦和としては、前に残る1トップを確実にケアして、チャンスを決めることができれば勝てる相手です。

しかし、今年の甲府はその1トップがバージョンアップしています。FWに入るのは、かつて仙台で活躍したスピード型、ウィルソンです。ブラジル人でありながらチームプレーに徹することができるという、珍しいタイプで、このウィルソンに縦パスを収められるようだと浦和苦戦の流れになります。

また、甲府の夏の暑さは独特です。慣れていないアウェイの浦和にとっては厳しい環境でしょう。相手が引いてくる以上、攻めるのは浦和になりそうですが、暑さで動けない選手が出るようだと苦しい展開になります。堀監督の、コンディションを見抜く目に期待して、動ける選手をスタメンで起用して欲しいです。

浦和は、前節の大宮戦は、ミスが出てもったいない内容の2-2の引き分けでした。堀監督は、守備を整備するというタスクに着手しており、ミシャ時代は奔放に上がっていた両ストッパーに後ろで落ち着かせることを要求しているように、スタンドから見た限りでは思えました。出場停止から戻る槙野が、その役割を受け入れて後ろでおとなしくしているか、チェックしたいです。

インゴルシュタット移籍が決まった関根は、この試合の次の日にドイツに出発します。出場するかどうかは不明ですが、出るようなら浦和でのラストゲームで、そのドリブルで沸かせて欲しいです。甲府のように引いたチームには、そういう個人技は有効なので、関根あるいは駒井がキーマンと期待します。

堀監督の改革は、ある程度ミシャ時代の良さを残しながらの改革になりそうです。広島の森保前監督も、そういうアプローチでチームを作りました。果たしてそれはうまく行くか、テレビ越しですが見届けたいと思います。
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大宮戦マニアック分析

2017-08-06 16:50:16 | 浦和レッズ
伊藤彰監督に代わって、出方のわからない大宮の出方にも注目していました。基本は4-1-4-1ですが、新外国人カウエをアンカーに置く以外は流動的で、左の攻撃的MFの岩上を最終ラインまで下げて関根をマークさせたり、茨田をボランチの位置からシャドーの位置まで動かして、浦和のダブルボランチがマークしにくいポジションを取らせました。この動きで茨田がフリーになるので、そこは要警戒と感じていました。

浦和も、大宮の出方は予想外だったようで、関根が思うように機能せずバックパスをせざるを得なくなったり、唯一使えるサイドだった左も、最初は菊池大介がゲームに入れておらずミスでチャンスを潰しました。宇賀神は、アウトサイドを追い越すまでは行くなと指示されていたようで、菊池の後ろの位置から思い切ってミドルを狙うのが役目でした。

その宇賀神のシュートが大きなチャンスでしたが、相手GK加藤がスーパーセーブを見せて止めました。大宮の流動的な布陣も、浦和がボールを持って攻めると引かざるを得なかったようで、5-3-1-1気味に引かされる時間もありました。それでも、大宮も浦和のミスを拾ってのカウンターで攻めており、最後のシュートの精度の低さに救われたシーンも何度かありました。

浦和の先制点になったPKは、ややラッキーなものでした。ゴール前混戦になったところで奥井がハンドしたようですが、退場になるような決定的なハンドではなく、これを興梠が決めて浦和が1-0とリードします。浦和の課題は、そのリードを守りに行くか、2点目を狙うか意識が統一していなかった感も受けます。

宇賀神のミスは、どうしても触れなければなりません。宇賀神は、遠藤にパスを出そうとしたようですが、遠藤は宇賀神からボールをもらう動きはしていませんでした。サイドのDFが、中へパスを返すのは危険なプレーで、確実につなげる場面でなければ蹴ってはいけないプレーでした。もちろん、宇賀神は攻撃の選手で、DFではないことは考慮する必要はありますが、それでもあまりにも痛すぎるミスでした。

こういうミスが出るのが、まだ浦和のチーム状態の悪さは解消し切っていないと感じる理由です。堀監督は、できることはやってくれた印象ですが、今回はズラタンが決定機を外すなどのミスもありました。次節、またメンバーを入れ替えてどうか、テレビですが見守っていきたいと思います。





























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関根貴大、ドイツ2部インゴルシュタット移籍

2017-08-06 16:03:00 | 浦和レッズ
今、浦和レッズのオフィシャルHPから、MF関根貴大選手のドイツ2部育ちのインゴルシュタットへの完全移籍のニュースが出ました。ユース育ちの選手の海外移籍は、原口元気以来二人目です。関根の背番号24は、原口に憧れてつけていた番号なので、ドイツに行くことも目標にしていたと思います。

最近は、2部に行く選手も多くなりました。松井大輔選手が、フランス2部ルマンをチームごと1部に上げて、その後名門サンテティエンヌに移籍した成功も理由と思います。関根にも、チームごと1部に上げて、A代表に呼ばれるような選手になって欲しいという期待もあります。

関根は埼玉県の鶴ヶ島市の出身で、浦和にはジュニアユースから所属していました。ユース時代は2種登録もされていましたが、トップ出場は天皇杯の山形戦だけでした。関根が大きくブレイクしたのはトップ昇格1年目です。この当時、キャンプの練習試合で、Bチームのトップ下として得点を量産して注目を集めました。

トップ初出場は、横断幕問題で無観客試合になった、清水とのホームゲームでした。右アウトサイドで出場した関根は、この試合で好パフォーマンスを見せました。本人は「無観客試合だったので、練習試合と同じような気分でプレーできた」と、試合後に語っていました。その後は平川から右アウトサイドのポジションを奪い、1対1に強いスペシャリストとして右サイドで起用されました。

最近は、短い距離で勝負する1対1スペシャリストから一皮むけた印象で、先日のホーム広島戦では自陣からドリブルで何人も抜くようなプレーも見せ始めました。そのドリブルはドイツでも武器になるはずです。まだ、フィジカルはドイツのレベルでは弱い部類になってしまうと思いますが、永井雄一郎や原口元気がうまくなったように、ドイツのノウハウから学ぶものもあると思います。

ここで関根がいなくなるのは、浦和としては痛いのが本音ではありますが、やると決めた以上うまくなってA代表を狙えるような選手になって欲しいと願っています。上背こそ低いものの、技術は十分持っていますから、きっと何かを得て帰ってきてくれると信じたいです。
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堀監督の改革の手(8/5浦和対大宮)

2017-08-05 23:33:36 | 浦和レッズ
埼玉スタジアムから帰ってきました。結果は2-2の引き分けです。先制点も取り、リードする展開ながら2度も追いつかれ、勝ち点3は目前で逃げていきました。この試合を大きく左右したのは、宇賀神のありえないようなDFラインでのパスミスでしたが、それについては明日以降のマニアック分析に回し、今日は堀監督がどういうアプローチで浦和を立て直そうとしたかを中心に書きます。

堀監督は、スタメンの選考を見ると3-6-1でほぼミシャ体制の形を引き継いでいます。しかし、選手の動き方はミシャ時代とは微妙に異なっていました。ミシャ時代は、攻撃のときは4-1-5のように前に5人を上げ、相手の最終ラインに大きな圧力をかけるスタイルでした。はまったときの威力は大きかったですが、シュートでもクロスでも終われなかった場合にカウンターを食らいやすいデメリットもありました。

そのため、堀監督のやり方は、4-1-5は可能な限り少なくして、普通の3-6-1の時間を長くするというアプローチで来ました。阿部勇樹と柏木陽介は最終ラインにあまり入らず、ストッパーの森脇や宇賀神はできるだけ上がらないことにして、最終ラインにとにかく3枚を残すという約束事だったようです。

ミシャ時代は、4-1-5でサイドの槙野、森脇が極端に高い位置を取ることがあったので、最悪中央の守備が遠藤、阿部の2バックにアンカーの柏木だけということもありました。カウンターを食ったら3人では守り切れないので、両ストッパーにあまり上がらせないことで、最終ラインの人数を最低3枚とする、「普通の3-6-1」への移行でした。

大宮は前から取りに来ていました。浦和の最終ラインの連係に難ありとみていたのでしょう。危ない場面は多かったですが、ぎりぎりのところで阿部勇樹や遠藤が「回収」することでピンチを防ぐことはできていました。このまま、勝っていればその改革は成功ということになりましたが、宇賀神のミスという、戦術ではどうしようもないところで動いてしまったのは残念でした。

槙野が戻ったときにも同じスタイルを貫き通せるかなど、課題はありますが、少なくとも堀監督のメッセージは出たと思います。成功させるかどうか、選手たちが頑張ってできるようにしないと、チームが空中分解してしまうかもしれない、本当にぎりぎりのところです。





































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敗者復活からの代表入り(中村俊輔)

2017-08-05 11:36:34 | 他チーム
今日は埼玉スタジアムまで出かけてくるので、即日更新は難しいと思うので穴埋めネタを用意して出かけます。先日の浦和対磐田戦は負傷欠場で見られなかった、磐田MF中村俊輔選手の記憶です。39歳の今、J1クラブで背番号10をつけてエースクラスの活躍をしている姿は、それだけで立派です。

中村俊輔は1997年、桐光学園から横浜Mに入団しています。彼は敗者復活の選手で、横浜Mのジュニアユースからユースに上がれなかったという挫折を経験しています。そのため、桐光学園入りしましたが、ここで高校選手権準優勝とチームとしても結果を残し、念願だった横浜Mのトップチームからオファーをもらうことができました。

プレースタイルは一貫してパサーです。2002年W杯こそ、トルシエ監督に評価されずメンバー入りは叶いませんでしたが、後任のジーコ監督に評価され、当時の代表左MFは中村俊輔で決まりでした。最初は「自分に合わせて戦術を変えさせるような選手になりたい」と言っていましたが、課題だった守備を強化してサイドハーフのポジションをものにします。

当時、欧州クラブからオファーをもらうためには、日本代表での活躍が必要でした。中村俊輔は2002年にイタリアのレッジーナに移籍していますが、ここでのプレーよりは日本代表のコンフェデ杯でのプレーが評価されて、スコットランドのセルティックに完全移籍を果たすことになります。

このセルティック時代が、彼の最大の輝きでした。得意の直接FKで、欧州CLでマンUからゴールを決めたこともあります。リーグMVPにも輝き、当時の年俸は3億円だったとも言われています。スコットランドリーグは、グラスゴーの2強のレンジャーズとセルティックが強く、他のチームは弱いというリーグですが、欧州CLでも活躍し決勝トーナメントも実現させています。

いつかスペインリーグでやりたいと言っていた中村俊輔は、セルティックとの契約満了後にスペインのエスパニョールに移籍することができました。ここでは半年間のプレーにとどまりましたが、家族を日本に残しての日々は限界だったようで、日本帰国は必然の流れでした。今でも現役でいられることを考えると、それは正しい判断だったと思います。
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日本をフランスに導いたFW(城彰二)

2017-08-04 23:18:39 | 他チーム
今日はネタがないので昔話で、日本をW杯に導くゴールを挙げた元代表FW、城彰二さんの思い出です。城は鹿児島実業から市原(現千葉)に入団し、高卒1年目からゴールを量産してセンセーショナルなデビューを果たします。この活躍で、アトランタ五輪を目指す五輪代表で期待され、メキシコ以来30年ぶりの五輪出場という快挙を達成します。

プレースタイルは、足でも頭でも取れるワンタッチプレーヤーでした。いいボールに反応するタイプで、日本代表でコンビを組んだ中田英寿と最も感覚の合ったFWでした。城のゴールで一番思い出せるのは、1997年のジョホールバルでのイラン戦の同点ゴールのヘディングシュートです。

この場面は、イランが中盤でボールを奪ってカウンターを仕掛けようとしていました。そこを山口素弘が奪って素早く中田英寿に出し、中田英寿のクロスを城が頭で合わせたものです。イランに逆転され、嫌な流れになっていた時間だったので、この城のゴールで流れが大きく変わり、最後の岡野のVゴールにつなげることができました。

もっとも、城が輝いた時期は短かったです。フランスW杯には出場することはできたものの、日本代表は3戦全敗という結果に終わります。城は成田空港で、心ないファンに水を掛けられるという、屈辱も味わうことになります。その後はスペインリーグのバリャドリードに移籍しますが、開幕戦でゴールを奪ったもののそれ以降鳴かず飛ばずで終わります。

2001年、復帰した横浜FMではわずか2ゴールという結果に終わり、その後はJ2の横浜FCに移籍し、注目されることはなくなりました。輝いた時期は短かったですが、日本を初めてのW杯に導き、W杯というものがどういうものか教えてくれたのが、当時の城たちでした。今、メタボ状態でダイエット商品の広告に出演するなど、当時の面影はないですが、今でも城には感謝の気持ちを持っています。
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無事是名馬(魁皇)

2017-08-03 22:00:36 | 他スポーツ
レッズの堀新監督、予想通り今日と明日の練習を非公開にしてきました。新監督になって、何をやってくるかわからない、そう大宮に思わせるだけでも効果はあると思います。そのため、サッカーネタは書けないので、先日の大相撲名古屋場所で白鵬に記録を破られる前の通算勝利数(1047勝)記録保持者、元大関魁皇の記憶です。

魁皇は筑豊炭田で知られる福岡県直方市の出身です。直方では魁皇は英雄で、直方行きの特急列車が「かいおう」になったり、駅前に銅像が立ったりしているほどです。この通算勝利数の記録は、魁皇が15歳でデビューして39歳まで現役だったから達成できた記録で、いわば力士寿命の驚異的な長さで達成した記録です。強さで達成した千代の富士とは意味合いが違い、事実魁皇自身も「勝ち星の数で上回ったといっても、あの大横綱を上回ったことにはならない」と認めています。

それでも、魁皇は大関以下の力士では最多となる5回の優勝を誇り、たまたまその優勝が連続していなかったので横綱にはなっていませんが、大関以下の力士では最強と呼んでいいと思います。魁皇は勝ちパターンを持っており、左四つで右上手を取ってからの投げは、全盛期の貴乃花すら投げ飛ばしたほどでした。魁皇が貴乃花に勝つときは、上手を引いてすぐに投げと相場が決まっていました。

また、魁皇といえば小手投げの強さも思い出せます。魁皇は怪力伝説をいくつか持っており、ビールケースを中身の入った瓶が入ったまま2ケース片手で持てたり、りんごを握力で握りつぶせたというエピソードもあります。その驚異的な腕力があったから、相手にたとえ差し手を引いて出られても、それを持って投げることが可能だったのでしょう。

魁皇は、大関在位65場所という偉大な記録を持っていますが、晩年は8勝7敗が続き議論も呼びました。ライバル千代大海は前半戦に強く、カド番の場所では最初から連勝スタートして脱出することが多かったですが、魁皇は中日で4勝4敗のような低空飛行もよくありました。それでも大関を守れたのは、他の大関に勝てるからでした。

当時、魁皇は日馬富士、琴欧洲、千代大海などといった大関陣との対戦成績はほぼ五分でした。その粘りで、終盤戦で勝ちを拾って大関を守ってきたのがその記録につながりました。今は浅香山部屋を作り、後進の指導に当たっています。魁皇の相撲は真似ができないので、弟子に同タイプを育てるのは難しそうですが、親方としても成功を願っています。
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似て非なる「おかわり」(山川穂高)

2017-08-02 22:15:17 | 他スポーツ
レッズは、今朝の埼玉新聞を読む限りではまだフィジカルトレーニングで、戦術的な情報はなかったので、今日は野球から、西武ライオンズの山川穂高選手の放った3打席連続本塁打を取り上げます。相手投手が楽天のエース則本昂大だったので価値は大きく、第二打席はレフトへ、第三打席はバックスクリーン直撃と、則本をマウンドから引きずり下ろす活躍でした。

山川は、沖縄県の出身で、高校までは地元の中部商業でプレーしていましたが、大学は岩手県の富士大学に進学し、ここで中軸を打ったことでライオンズからのドラフト2位指名を勝ち取ります。当時の富士大学のメンバーは、山川以外にも外崎、多和田がライオンズに入団してチームメイトになる縁があります。

山川は大学時代から、今のようなメタボ体型で、同じような体型をしながらプロで活躍する、西武の中村剛也(おかわり君)に憧れていました。一時はおかわり君の真似をしようとした時期もあり、ライオンズに入団してからも中村に直接教えを乞い、いろいろ真似をしていたと聞きます。

しかし、中村は体全体で持っていく本塁打に対し、山川は上半身の強さで持っていくスタイルで、専門家が見ればタイプが違うと当時の田辺監督が話していました。そのため、山川は「違ってもいい」と開き直って自分のスタイルを追求し、苦手だった守備や走塁の練習を積極的にこなした結果、昨年は後半戦から一軍に上がって14本塁打の活躍を見せました。

今季は開幕こそ一軍で迎えましたが、山川のような選手は打てないと二軍に落とされてしまいます。一軍復帰は7月の声を聞いた頃でしたが、そこから持ち味の長打力をアピールし、今はメヒアをベンチに回して一塁手でのスタメンを勝ち取っています。この3打席連続本塁打で、今季は7本塁打まで行き、昨年の本数を上回ることも夢ではなくなってきました。

山川は明るい性格で、二軍の試合でもよく声を出してチームメイトを鼓舞していたと聞きます。今のライオンズの11連勝は彼の力も大きいです。こういう選手が一軍に定着すると、ファンとしてはいろんなところで本塁打が出る、楽しい野球が見られるので楽しみです。

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大宮戦プレビュー

2017-08-01 22:05:34 | 浦和レッズ
浦和は、堀新監督の初戦として、大宮アルディージャとホーム埼玉スタジアムで対戦します。堀監督が、どういう戦術で来そうかという情報は今のところ持っていませんが、スタメン発表を見てもわからず、実際のピッチの選手の並びで初めてわかるという可能性があります。浦和の大原サッカー場(練習場)は周りが金網で筒抜けですが、急遽埼スタか駒場で非公開練習を仕掛けてくるかもしれません。

対戦相手の大宮は、現在16位と降格圏です。こちらも監督が代わり、OBの伊藤彰氏が監督になっています。元ユースチームの監督という意味では堀監督と似たキャリアで、こちらも戦術の一新に取り組んでいます。長谷川アーリアジャスールをアンカーに置く、4-1-4-1も試したことがあります。

大宮の前節は、アウェイ神戸戦で、1-3の敗戦でした。外国人選手も一新した大宮は、FWムルジャを湘南に、FWペチュニクを栃木に放出しており、代わりに済州(韓国)から獲得したブラジル人、マルセロ・トスカーノが前節ではスタメンでした。マルセロ・トスカーノのプレーは済州時代に見たことがあります。

基本はトップ下タイプですが、スピードがあり、カウンターからターゲットマンになることもできる万能型です。神戸戦でもゴールを決めており、浦和にとっては最大の脅威でしょう。FWの江坂もスピード型で、堅守速攻が大宮の狙いになりそうな展開が予想できます。

これに対する浦和の出方は注目です。浦和は、興梠慎三、ラファエル・シルバとスピードのあるアタッカーがいるので、勝つことだけを目指すなら堅守速攻もあり得ます。プレッシャーはかかる堀監督ですが、これほどの戦力のチームを率いられるのは、他チームの監督から見ればうらやましくもあるはずです。

お互いに引いて0-0決着から、攻め合っての乱戦まで、いろんな可能性が考えられる試合です。どんな展開になってもあきらめず、最後まで新しい浦和の動向を見定めたいと思います。
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