今日の西武ライオンズは、序盤に先発松本が打ち込まれて常にリードを許す厳しい展開ながら、中継ぎ投手陣の頑張りで持ちこたえ、7回裏に山川穂高の3ランで逆転し勝利を収めました。今年も、西武はこういう勝ち方が多くなるのではという予感もありますが、陰のMVPとも言える9回を無失点で締めた抑えの増田達至投手を取り上げます。
増田は兵庫県の淡路島の出身で、社会人野球のNTT西日本では抑え投手でした。当時から、最速152kmを投げていた剛腕タイプで、2012年のドラフトで、現ソフトバンク東浜を外した西武が外れ1位で指名して入団してきます。このドラフト指名後に、絶対にプロで成功してみせると、恋人と入籍した度胸も持っています。
その精神力の強さはプロ向きで、西武での1年目の2013年に既に、7回を抑える中継ぎとして一軍に定着します。翌2014年にも44試合中継ぎとして登板すると、2015年には田辺監督が「8回増田、9回高橋朋巳」の継投の方針を決め、8回を抑える中継ぎとして72試合に登板し40ホールドを挙げて最優秀中継ぎ投手賞を受賞しています。
もっとも、増田という投手はストレート以外にはスライダーしか持ち球のないシンプルな投手です。そのため、ストレートの球威が落ちるとまともに結果に跳ね返ってきます。辻監督時代の2018年、ストレートの球速が140km前後まで落ちており、打ち込まれて自信を失い、二軍で走り込みから始めるという、彼にとっては大きな挫折も味わうことになります。
2019年シーズンは、当初抑えはヒースだったものの開幕戦の乱調で二軍落ちしました。このタイミングで増田が抑えに返り咲くことになります。前年の失敗を受けて、増田自身もすべての調整法を見直して、150km投げられる体を作りなおす努力をしました。それが奏功し、抑えに戻るとともにプロ通算100セーブの記録も作ります。
今日の投球は、いいときの彼らしく、ストレートで攻める投球ができていました。バレンティン、長谷川から連続三振を奪い、上林には三塁打を打たれたものの後続を断ちました。今年はほぼすべての週が6連戦と厳しい日程ですが、抑えに計算が立つと野球がやりやすくなります。未知の領域である「最優秀救援投手」も狙って欲しいものです。
増田は兵庫県の淡路島の出身で、社会人野球のNTT西日本では抑え投手でした。当時から、最速152kmを投げていた剛腕タイプで、2012年のドラフトで、現ソフトバンク東浜を外した西武が外れ1位で指名して入団してきます。このドラフト指名後に、絶対にプロで成功してみせると、恋人と入籍した度胸も持っています。
その精神力の強さはプロ向きで、西武での1年目の2013年に既に、7回を抑える中継ぎとして一軍に定着します。翌2014年にも44試合中継ぎとして登板すると、2015年には田辺監督が「8回増田、9回高橋朋巳」の継投の方針を決め、8回を抑える中継ぎとして72試合に登板し40ホールドを挙げて最優秀中継ぎ投手賞を受賞しています。
もっとも、増田という投手はストレート以外にはスライダーしか持ち球のないシンプルな投手です。そのため、ストレートの球威が落ちるとまともに結果に跳ね返ってきます。辻監督時代の2018年、ストレートの球速が140km前後まで落ちており、打ち込まれて自信を失い、二軍で走り込みから始めるという、彼にとっては大きな挫折も味わうことになります。
2019年シーズンは、当初抑えはヒースだったものの開幕戦の乱調で二軍落ちしました。このタイミングで増田が抑えに返り咲くことになります。前年の失敗を受けて、増田自身もすべての調整法を見直して、150km投げられる体を作りなおす努力をしました。それが奏功し、抑えに戻るとともにプロ通算100セーブの記録も作ります。
今日の投球は、いいときの彼らしく、ストレートで攻める投球ができていました。バレンティン、長谷川から連続三振を奪い、上林には三塁打を打たれたものの後続を断ちました。今年はほぼすべての週が6連戦と厳しい日程ですが、抑えに計算が立つと野球がやりやすくなります。未知の領域である「最優秀救援投手」も狙って欲しいものです。