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Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

打たせて取る(与座海人)

2020-06-21 21:43:56 | 他スポーツ
今日の西武ライオンズですが、一つネタはありました。それはプロ初登板が先発だった、3年目右腕の与座海人投手です。与座はオープン戦から好調で先発ローテーションに内定していましたが、開幕延期後もその調子を維持していました。下手投げの投手で、最高球速は130km前後と決して球の速い投手ではありません。

タイプとしては、以前西武にいた牧田和久投手(現楽天)をイメージしていましたが、与座の投球を見ていると牧田とはタイプが違う下手投げです。牧田は130kmのストレートをインコース高めに投げて、強気の攻めで空振りを取る投球を見せましたが、与座はコーナーに投げ分けるコントロールが良い印象です。そのため、与座の取るアウトは相手を詰まらせて、内野ゴロを打たせて取ります。

与座は沖縄尚学高校の出身で、大学は岐阜経済大学に進みます。岐阜経済大学時代に同級生だった中野投手の死で、「代わりに自分がプロになってみせる」と決意したことが成長のきっかけで、岐阜経済大学を全国大会に出場させる原動力になります。3年前に西武ライオンズからドラフト5位で指名されて、中野投手との約束を果たします。

もっとも、プロでは苦労しました。1年目に肘を痛めてトミー・ジョン手術を受けることになり、一旦育成選手として3桁の背番号を背負う苦労をします。ようやく、昨年末に支配下選手に復帰し、過去に外崎、小川と成功者を出している縁起の良い「44」番を背負うことになります。剛腕タイプが揃う西武投手陣に、ちょっと違うタイプの先発投手が育つ、きっかけにはなったマウンドでした。

それでも、今日の投球には課題も見られました。中田翔、大田泰示にストレートのコントロールミスで打ちごろの球を投げてしまい、ソロとはいえスタンドに持って行かれています。もちろん、今日の負けは打線が11残塁とチャンスに打てなかったことが原因ですが、与座も6回3失点と「ギリギリ合格点」くらいの内容です。

与座は西武ドームのスタンドに座って、その投球術を眺めてみたいという気分に駆り立ててくれる投手です。是非とも結果を出して、彼の写真をブログに貼れるくらいの活躍を期待したいです。
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ブレーメン対バイエルン

2020-06-21 21:24:32 | ワールドサッカー
今日はライオンズは2-12と大惨敗で見どころがないので、昼にビデオを見ていたドイツ・ブンデスリーガのブレーメン対バイエルンをネタにします。ブレーメンは17位と厳しい残留争いを繰り広げていますが、前節のアウェイのパーダーボルン戦で1-5と勝利し、少し希望が出てきたところです。この試合は、勝てば優勝決定というバイエルンが相手で、苦戦は承知の上という相手です。

それでも、一つ勝ったことでブレーメンのサッカーは変わっていました。まずは、前線の構成を変え、大迫の1トップにシャドーにラシサとビッテンコートという並びにしました。これは、大迫の持っているトラップの上手さからのキープを生かすには最適の構成で、普段は5-4-1に押し込まれたブレーメンですが、大迫に収めてから攻撃を作る場面も見られました。

また、ブレーメンは自ら格下であることを認め、普段は4-3-3のアンカーにいるフォクトをDFラインに下げ、明確に5バックで守ってきました。これに、王者バイエルンは手こずることになります。ブレーメンの5-4-1の「5」と「4」の間がコンパクトに保たれているので、その間で受けたいバイエルンのトップ下のミュラーが生きない展開になります。

ブレーメンが勝ち点を得るとすれば、前半を0点でしのいだときだけと思っていましたが、その望みはあとわずかのところで断たれました。DFライン裏に出たボールを、ターゲットマンでありながらスピードのあるレバンドフスキが合わせてゴールとなり、前半はバイエルンの1点リードで折り返すことになります。

それでも、この日のブレーメンは後半になってもサッカーを崩さず、バイエルンのサイド攻撃に対応します。DFライン裏を狙いたいバイエルンの攻撃を何度もオフサイドにかけ、ついにはバイエルン左SBのデービスが2枚目のイエローカードで退場し、一人多くなったことで最後の攻勢を強めます。41歳のベテランFW、元ペルー代表ピサロにも出番が来ました。

しかしバイエルンは試合巧者でした。レバンドフスキを1枚だけ残して4-4-1で自陣にブロックを引き、何とか1点を守り切るサッカーを見せ、試合はそのまま1-0でアウェイのバイエルンの勝利に終わります。これでバイエルンは優勝決定、ブレーメンは最後の2試合にわずかに可能性の残る残留に賭ける展開になります。終わってみれば1位と17位の差も出た試合だったと振り返ります。
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