「時間割引率」という言葉は経済用語でしょうか。
勝間さんの本には頻出です。
p.58 例えば過度の飲酒のような行動を、極力自分の人生から
削っていくことが、リスクヘッジにつながるのだと思います。
時間割引率という言葉を初めて聞いたという人も多いかも
しれません。時間割引率は時間選好率とも呼ばれますが、ある
報酬の将来の価値を、現在の価値よりどれだけ低く感じられるか、
時間による割引率で考えることを指しています。
多くの人は、将来の報酬を現在の報酬よりも割り引いて考えて
います。その割引率が低ければ低いほど、将来の報酬を得るまで
我慢ができるということです。つまり時間割引率が低い人ほど
セルフコントロールができる人で、時間割引率が高い人ほど
衝動的な人ということになります。
p.59 ニコチン依存やアルコール依存、ギャンブル依存、薬物依存
といった依存症の人ほど、目の前の報酬を選択しやすく、つまり
時間割引率は高いのです。
他方で、健康で長生きし、幸福度が高い人は、時間割引率が低い
傾向にあります。時間割引率というのは目の前のことだけではなく
将来を含めた長い期間を、いかに最適化するかという能力に関わっています。
過去の経験や知識の蓄積を生かしながら、未来をしっかりとイメージし、
将来困らないように準備することを楽しむ才能を、きちんと育成して行くこと
が大事です。
結論としては、
p.61 どんなにさまざまな準備をしたとしても、運が悪ければ早死にして
しまうこともありますし、金銭的な失敗をすることだってあるでしょう。
しかし、さまざまな経験や行動習慣、思考習慣を積み重ねることで、
その確率を下げることはできるのです。
毎日しっかりと運動し、食物繊維の豊富なものや充分なたんぱく質を摂り、
取加工食品はさほど取らない心がけの人は、認知症になりづらく
生活習慣病にもなりにくいという研究結果は、さまざまなところで発表
されています。
「そんなこと、わかってるわよぉ~」という言葉が直ぐに帰ってきそうですが、
「じゃあ、実行しているの?」と聞くと、「なんとなく」「感覚的に理解してる」だけで、
①毎日1時間以上の外出、歩行、運動などを実行し、
②300~500g以上の野菜を食べ、100gのタンパク質を摂っている
③加工食品や精白されたコメやパンを常食しないようにしている
などを実行している人は、私の周りでは少数派です。
何を読み、信じて、実行するか?は、人それぞれです。
ただ、健康の輪を、嫌みっぽくなく、強制することもなく、
「あぁ、あんな風に、良い歳をとりたいな」と思ってもらえるよう、
私自身が身をもって示せるよう、頑張りたいと思います。
いえ、頑張らないで「自然体」でそのようになるのが理想です。
これは遠いウクライナやガザの戦争の終結を願うよりも身近で、簡単なことです。
まずは、病気にならないように、ヘルスリテラシーを普及する!
これが私の使命であり、勝間さんの本は良いテキストになっています。
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ご参考までにAIの説明を貼っておきます。
時間割引率とは、経済学や行動経済学で用いられる概念で、
将来のよりよいことのために今の欲望をいかに我慢するかという指標です。
時間割引率が高いほど、今すぐ得られる利益を優先してしまう傾向になり、
後回し行動を引き起こしやすくなります。
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