フツーの人は聞いたことがないと思われる言葉「低アミロース系白米」
勝間さんの説明によると、
p.82 私たちの老化の最大の敵の一つに、糖尿病という生活習慣病が
あります。糖尿病というのは、簡単に言えば、
血糖値のコントロールができなくなる病気です。
p.83 それはインスリン抵抗性と呼ばれるような、血糖値をコントロールする
ホルモンの効きが悪くなることによって発症するのですが、
その最大の理由の一つに、習慣的にGI値(血糖値の上昇度合)の高い
食べ物を摂取していることが挙げられます。
GI値の高い食べ物として、私たちの身近にあるのが何といっても、
コシヒカリとその改良種を中心とした、日本で流通する
低アミロース米系のほとんどの白米が挙げられるでしょう。
低アミロース米とは、うるち米の中でもよりもち米に近い成分のもので
アミロースといわれるでんぷんが少なく、アミロペクチンと言われる
でんぷんが多いものです。そしてアミロースの含有量が少ないほど、
甘くもちもちした食感になり、近年では好まれています。
こうした低アミロースの白米の何が問題かというと、砂糖のような
強烈な甘さは感じないのに、それを食べればやたらと血糖値が上がって
しまうことです。砂糖の場合は甘さが強いため、たくさんの量を摂る
ことは実際なかなか難しいものです。大量に食べると味覚や満腹感の
ほうが勝ってしまうでしょう。
ところが白米の甘みはほんのりとしていますし、味付けの濃いおかず
p.84 なんかと一緒だと、いくらでも食べられてしまう感じがします。
実際に大量に食べることも可能でしょう。特に大した運動もしないで
白米ばかりを大量に食べていたら、糖尿病予備軍になることはまず
間違いありません。
(中略)糖尿病を避けたいというなら、お米を食べる際は白米ではなく
玄米に置き換えて食べることが好ましいと思います。もしそれでも
白米が食べたいというなら、せめてササニシキのような高アミロース米を
選択することをお勧めします。近年の研究では特に日本人女性の場合、
米の摂りすぎは、糖尿病発症の危険性が高まることが分っています。
さて、こういう情報をどのように受け取るか?は、人それぞれです。
男性の多くは「好きなモノを諦めてまで、長生きしたくないや」でしょうか。
女性も「え~っ! お米は美容食でしょ~~~?」または
「その情報って、いつかまたひっくり返るんじゃ?」という婉曲的拒否??
かくして、フードリテラシイに目覚めた人たちは「意識高い系」などと
揶揄されて、それぞれの道をゆくことに・・・・・。
それで私は、バカボンのパパみたいに「それでいいのだ」と呟くのみ。
本当は、それでイイとは思っていませんが、嗜好の世界に踏み込むことは
夫婦でも親友でも出来ないことだからです。(かくして我が夫は早世の結末)
紫式部の心境とは、ちょっと違いますけどね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます