この本が与える衝撃は、
「長生きは、即幸福ではなく、リスクである」という事実を突き付けていること。
確かに、世間では「生物学的寿命」と「健康寿命」の差が取りざたされています。
それに関して、後書きで勝間さんが書いています。
p.216 私は(長生きに関する)専門家ではなく、アマチュアであるがゆえに、
専門家が使わない一般の言葉で、いろいろな疑問を形にすることができます。
そうした思考の整理整頓が、多くの読者の方々に共感を得られているのではないか
と思ったのです。
p.217 ですから本書も、ある意味、「思考の整理学」として、読者の皆さんの役に立てれば
いいと思う一心から、さまざまな科学的知見や、科学的知識に基づいて、
私自身が実践していることを含めて、なるべく分かりやすいようにまとめさせて
いただきました。
(中略)本書はあくまでも私の長生きに関する考え方、生き方ですが、
人には人の考え方、生き方があります。自分がどのように人生をデザインし、
長生きを考え、長生きリスクをマネジメントするのか、本書を参考程度にしていただいて、
自分で試行錯誤し発見して行ってもらいたいのです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます