マズローの考え方を知ってみると、先日会ったガーデナーさんは
まさに(多分)この考え方をご存知だったのね、という感じ。
草花好きな夫が丹精していた庭をどうしたものか?悩んでいて、
信頼が置けそうな女性に出逢えたので来ていただいたのです。
私の希望は、「夫ほどではないけれど、私だって、」
ある程度は愛着のある狭い庭を劇的に変えたくはない。
でも、寄る年波で(?)私が管理してきた多肉植物でさえ
植え替えが追い付かず、植物たちが可愛そうな状態なのです。
で、ちまちま細々と、「あれは残したい、ここはこんな風に」
「最近巷で見る素敵な花も植えてみたい・・・・・」と説明すると、
彼女曰く
「そんな細かいことより先に考えるべきことをしっかり!」
つまり、
「後何年くらい、この庭で、毎日どのくらいの時間を割けるのか?
割きたいのか?それだけ草花が好きなのか?
ミュージカルなのか? 健康体操の普及なのか? 何なのか?」
ここまで問い詰められると、結構能天気な私も考えざるを得ません。
で、①ガーデニングにたくさんの時間は割けない。
②今は身軽に高い所に昇って作業できるけれど将来は難しそう
③やりたいことは音楽と体操関係
となれば、
①植栽面積は大幅に減らし、通路を確保し、安全を図る。
②手間のかかる一年草を止め、多年草で工夫する。
③本当に欲しい植物があれば、鉢植えで対処する。
という具合に整理されました。
後は床材にタイルを使うのか、枕木にするのか、細かいことは
好みと予算次第。
2ヵ月ほど前に別の業者さんに見積もりをお願いした時は、
「床はタイルを乱張りにして、花壇部分はレンガ積み上げ」の
提案をいただき、
「今風で素敵なのに、そんなに高くはないのね」と思いました。
が、そのイメージが何となく私の野生趣味に合わなかったので
お断りしたのでした。
今回は、私の生き方と将来の方向性まで見据えて頂けたので、
どんな提案が出てくるのか、楽しみです。
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庭で自然を感じ、緑のカーテンで環境に配慮し、手間暇は省きたい
という私の欲求は、①の生理的欲求、 ②の安全欲求で、
③の社会的欲求とか④の承認欲求ではないのです。
ただ、「夫婦の思い出のある庭を快適に保って瞑想したり
自然を感じたい」と言うのは①の自己実現に近いかも。
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