P.159~160 未来の自分にとってマイナスになるにもかかわらず、
今現在の楽しみを諦めることができないーーー
こういう人は将来のリスクを「割引」しているという意味で、
「時間割引率が高い人」という言葉で表すことができます。
逆に、将来のリスクに備えて今の楽しみを控えることが
できる人を
「時間割引率が低い人」と表現します。
割引率? 一般的には、安くなるんなら、高い方がイイんじゃないの?
と思ってしまいがちですが、逆のようです。あ~、ややこしい!
つまり、「自分の貯金や時間が目減りすること」を「割引率が高い」
と言うようです。
一番分かり易いのは、ギャンブル・アルコールなど、依存症になりやすく、
長期的にみて、発ガン性が上昇したり、大量の時間が過ぎてしまうもの。
では、私が若い頃に大量の時間を注いできた「ギター弾き語り」は?
今思えば、あの頃に英字新聞や書物を集中的に読んでボキャブラリーを
増やしていれば、今、こんなに苦労しないで済んだのに???
しかも、歌ってきた曲は中島みゆき、研ナオコの曲など、
今勉強中のベルカントの対極にあるモノばかり。
結果論でいうと、
①英語は、もっと効率的に投資しておけば良かった!
②音楽や過度なスポーツは、現在の活動の肥やしになっているので、
好きなことに没頭してきて良かった!
未来論で考えると、
明らかに悪い結果を招きそうな「過度な酒」を控えさせたい。
これは夫に対する要望です。言っても聞いてくれないのです。
「たくさん飲んで、味わって、居眠りするのが至福の時なんだ!」
「この時間のために、家事も料理も完璧にやっているのだ!」
という人たちに「時間割引率」は通用しません。
勝間さんのように、アレルギーや体質改善の必要がある方々は、
理詰めで考え、行動ができますが、
今現在、問題がない人たち(フツーの人々)は、
「好きなことをやっていて、何が悪い!?!」と言います。
現在の私は、タイプで言うなら「勝間型」なので、
将来のリスクを先に考えて、現在の楽しみ方を厳選しています。
だから別のタイプの人と暮らすのことには「葛藤」があります。
しかし、、、結婚生活ということは、
「別のタイプの人と暮らすことで、自分を変える・鍛えること」
だそうですから、一生考え続けねばならないことなのでしょう。