こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

昨日の夕景、濃い霞と雲に沈む太陽、2015年3月

2015-03-14 | 夕景

来週は、何時もの展望スポットで眺めると夕日が浅間山の山頂へと沈む。夕焼けハイカーとしては、今年もその瞬間を撮りたいと思う。しかし、春霞のためであろうか、この二、三日は晴れてもすっきりとしない空模様になっている。昨日は、夕刻になると、太陽の光が霞と雲で遮られてしまった。

 

 

浅間山や八ヶ岳連峰などのシルエットが現れる時間帯になったが。17時20分頃

 

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17時45分頃には、太陽が濃い霧と雲に沈み、夕景はインパクトに欠ける結果になった。しかし、捨てる神あれば拾う神あり。太陽が雲の背後に沈む前では、濃い霞のために陽光が眩しくなくなった。そして、現れたのは薄日による美しい光景であった。


その彩りは光路が長い夕日や朝日のそれとは一味違うものであった。

 17時30分頃

 

 17時32分頃

 

  また、沈んだ夕日が再び現れる瞬間があった。17時35分頃

 

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ところで、夕景を撮っているとき、私は大震災後に撮った落日の有様を思い出す。何日かの間、落日での太陽をはっきりと捉えることができなかった。露出条件を変えても結果は良くならなかった。そのときは、気象条件によるものだろうかと思ったり、カメラの画像センサーのトラブルを疑ったりした。何らかの原因で、太陽光が散乱 and/or 分散されたのであろうか。その後は、太陽の形をはっきりと撮れた。


  2011年3月18日17時40分頃。シルエットは剣ヶ峰(左)、浅間山(中央)、そして籠ノ登山(右)である。


昨日、浅間山を主役とする夕景に出会えなかった。しかし、太陽の形をはっきりと捉えることはできた(安堵)。なお、太陽を光学ファインダーで覗くことや焦点合わせに時間をかけることは禁物である(視力障害や画像センサーの故障を避けるため)。


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3月13日、晴れ、白葉峠(群馬・栃木県境)。EOS 6D、EF 70-200 mm F4L、RAW、Lightroom(現像ソフト)。