節分草が咲く時季となった。このものは石灰岩地を好むキンポウゲ科セツブンソウ属の多年草である。栃木県には、石灰岩地帯多いので、節分草の自生地が何カ所かある。昨日、私達は柿平(かきだいら、佐野市)の自生地を訪れた。
柿平でのの自生地は半日陰の場所にある(画像のように、午後1時過ぎからは日陰に入る)。
花は落ち葉から顔を出すようにして開く。ここでは、自生地の雰囲気が保たれている。
落ち葉だらけの状況に目が慣れると、視線は自ずと花に向く。
透明感に満ちた花弁(萼)、形、雄しべ(紫)や蜜線(黄色)との色合い、包葉の形と質感。
これらは「白い花の節分草(日本固有種)」の魅力となっている。
もう少し柔らかい日差しのときに撮りたかったが。
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撮影: 2月29日11-13時、晴天、栃木県佐野市柿平町。駐車場あり。