こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

赤城山での紅葉(その2)、おとぎの森にて、2015年10月

2015-10-11 | 赤城山

10月になると、「おとぎの森」や「銚子の伽藍」と呼ばれる峡谷などの紅葉が美しくなる。これらの場所には、ヤマツツジ、アカヤシオ、ゴヨウツツジ(シロヤシオ)などのツツジが多く自生しているからである。

地蔵岳で眺めたおとぎの森と銚子の伽藍(撮影、2014年10月)

 

先週に撮った画像から(8日)

小沼からの流れ(粕川)に沿った道を辿って行くと小滝に着く。この滝では沢の流れが別の崩壊地に落下する。

左奥の山頂は荒山である。このときは日差しが届くと、対岸の彩りが豊かになった。


 

別の崩落地沿いで輝く紅葉(カエデ)

 

「おとぎの森」との名は木々の枝振りがお伽の風景を想わせることに由来する。

森の南端は銚子の伽藍に通じる崖であり、紅葉の展望スポットである。

 

伽藍の彼方には関東平野とその奥の秩父山地の展望が広がる。

伽藍と遠景との色付の対比は扉が開くような開放感を生み出している。

 

 画面の右側(岩壁とその周辺)のクローズアップ。午後は日陰に入るが、日差しを受けると色彩は鮮やかになるだろう。

 


対峙する岩壁の周辺においても、色付きも濃い。



このときのコースは小沼  → 小滝 → おとぎの森(下る) 茶の木畑峠 →(作業道跡)→ 小沼(登る)であった。

(茶の木畑峠からは伽藍展望台に向かったが、あまりに吹き下ろす北風が強かったので途中で引き返した。)


茶の木畑峠 →(作業道跡)→ 小沼での経路にて


風よ止んでくれと呟きながら


小沼南岸での紅葉から

 

木が倒れてくるのではないかと思うほど風が強かったが、歩いた経路での紅葉と黄葉の彩りは期待した以上に鮮やかであった。しかし、強風の中をシニア世代の者が誰に行き会うことなく単独で歩いたことは自省すべきことであろう(携帯の通話圏内であると言えども)。

10月8日午後1時から15時半。EOS 6D、EF 70-200 mm F4L、EF 17ー45 mm F4L。