「昨日の画像から」
赤城山の小沼(この)の岸辺には、シロヤシオ(ゴヨウツツジ)、トウゴクミツバツツジ、レンゲツツジ、ヤマツツジ、ドウダンツツジなどが自生している。
小沼の南岸にて。左の山頂は地蔵岳であり、右奥の山頂は黒檜山である。
昨日午後、私達は小沼の西岸 → 南岸 → 茶の木畑峠 → 横引き尾根への分岐 → 茶の木畑峠 → 南岸 → 東岸の経路は歩いた。新緑の木陰を通る経路は真夏日での暑さとは無縁であり、トウゴクミツバツツジなどの花が美しい道となっていた。
午後4時を過ぎると、夕日は地蔵岳の方向に沈み始める。そして、ツツジの蕾や花に、日中とは異なる雰囲気と美しさが現れる。
夕日を浴びるシロヤシオの蕾。背景(中央奥)は黒檜山である。
地蔵岳と水面を背景として。 赤城山では、水面を背景として自生のシロヤシオが撮れるのは小沼の岸辺においてのみである。
夕日を逆光とする花と葉(五葉)
夕日によって、花びらの透明感が強調される。花びらでの緑色の斑点や雌しべの先端の色についても同様である。
白い花が白く見えるのは、花びらに無色透明な色素が含まれているのみならず、含まれている空気の小さな泡が透過する光を乱反射するためであると言われている。シロヤシオの別名はゴヨウツツジ(五葉ツツジ)、葉も入れてと。
夕日の位置が次第に低くなる。地蔵岳山頂のアンテナ群がシルエットの単調さを幾分か拭う。
夕光を浴びて、ダケカンバの幹と枝振りが目立つ。そして、その中にトウゴクミツバツツジとシロヤシオが見え隠れする。
夕光を浴びて一際目立つ、一株のトウゴクミツバツツジ
水面の輝きを眺めていたかったが、時間切れ(無念)。
撮影、5月22日午後4-5時。
南岸 → 茶の木畑峠 → 横引き尾根への分岐でのツツジは次の記事で。