こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

霧が漂う覚満淵とそこで咲く花

2016-06-04 | 赤城山

この日、私達が周回したとき、覚満淵には鳥居峠を越えた霧が流れ込んでいた。覚満淵は赤城山で唯一つの中間・高層湿原である。かつて、湿原ではあちらこちらでモウセンゴケなどが見られるほど、植生が豊かであった(数十年前)。現在は笹と低木の侵入が進行しているが、植生にはある程度そのころの面影が残っている。撮影、5月31日。

霧で覆われた湿原と黒檜山


覚満淵散策、霧が漂う方向の景色

 


 

 

湿原で出会った花

クサタチバナ(山地に生えるキョウチクトウ科の多年草、高さ 30-50 cm)の蕾と花。赤城山にはこのものの群生地がある。



午後の日差しを浴びるマイズソルソとウマノアシガタ

 

 

ムラサキサギゴケ(ハエドクソウ科サギゴケ属の多年草)

このものは田のあぜなどで見られる低地植物である。なぜ、この湿原に生えているのだろうか。それにしても、花の姿は興味深い。

 

 

レンゲツツジ

 

 

 

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 霧が漂っていないときの湿原。周辺ではズミの花が目立つ。左奥は大沼である(5月29日)。