こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

朝景、風雲急を告げるような空模様(2020年3月)

2020-03-06 | 朝景

昨日の朝は、変化の激しい空模様になった。まさに、「風雲急を告げる(何か大きな変動が起こりそうな不穏の気配がする)」とのことわざで形容されるような場面に、朝の散策において遭遇した。雲が朝日の染まる場面を撮りながらの散策をと、気楽な心境で歩き始めて間もなく、上空が暗い雲で覆われ、強い風が吹き始めた。

そのとき、雲間で輝く朝日の周りに、あまりにもはっきりとした虹色の輪(光環)が現れた。

 

美しい虹の輪(太陽が隠れる位置にて)。

 

 

 

虹の光環は、スギなどの花粉が多く舞うと現れることが知られている(花粉光環)。今回の光環は、強い風で尾根沿いの杉林から飛散した花粉によるものであるか、現時点では断定できない。しかし、これは自分にとって初めて見る朝日の光景であった。

 

以下の画像は、他の方向での光景である。暗く厚い雲を背景とするために、日差しを受けた部分が不気味なほど浮き出て見えるようになった。

 

 

 

突然にも現れた、風雲急を告げるような空模様である。

 

 

しかし、上空にも強い風が吹いたのであろうか。程なくして暗い雲は去り、青空が戻ってきた。興味深いことに、部分的ながら朝日の光芒が虹色を帯びている。まだ、光環が完全には消えていないのであろう。

 

撮影、3月5日朝。

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「余談」今日は透明度の高い景色が広がった。半年振りに受診する大学病院に向かう道では、雪を被った浅間山を正面に見ながらの運転になった。病院では、前日の空模様から連想される予感にストレスを感じながら、検査の結果を待った。2年前に、前立線がんに対する重粒子線照射治療を受けたからである。幸いにして、照射前にくらべて著しく低下した前立腺特異抗原(PSA)の値は今回も持続されているとのことにて、対がん作戦の結果は順調に推移しているとの診断を受けた。なお、院内には、入院されている方々への面会は禁止との知らせが掲示されていた。今回は、1ヶ月間朝夕2回体温を測定して、発熱がないことを確かめてから受診した。