今日(7日)は透明な青空のもとで、ミツマタの花にレンズを向けながら午前のひとときを過ごした。この桐生川上流沿いにある群生地は、杉林が伐採された後に生まれたものである。
花期としては後半に入ったために、花の群れによる彩りが部分的に残っている状態であった。
青空と杉林を背景にして。
ミツマタ、スギ、そしてサクラ。この時季、この場所ならではの組み合わせである。
杉林の方向から眺めた群生地。
少し時間をかけて、個々の花を望遠で眺めてみた。
ミツマタでは、葉が出る前に花が開く。しかし、花期の後半では、花と新葉との組み合わせが見られる。
色が濃い花を選んでクローズアップする。
このものでは露出を少しアンダーにして。
花期が終わりに近づいていることを感じながら。
青空を背景にできるものを選んで。
何事にも例外がある。このような花の塊を見つけた。
ミツマタ(三椏):ジンチョウゲ科の落葉低木で、高さは1-2 m。枝は三本に分かれ、枝の先端で花が開く。繁殖力は旺盛であり、幼木のときから花が開く。和紙の原料としてかつて栽培されていたものが、今では群生化している場合が多い。桐生川上流部周辺では、杉林の中に小さな群れが散見される。そして、杉林などの伐採を契機として、群れが広がる。ミツマタは半日陰の場所を好むと言われている。この群生地は、午後になると日陰に入る時間帯が長くなる。対岸の杉林からの木漏れ日を浴びる時間帯もある。
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撮影: 4月7日、桐生市梅田町。
EOS 6D、EF 70-200 mm F2.8L、開放絞り、ホワイトバランスは太陽光にて。群れの中には立ち入っていない。
濃い黄色のミツマタの花は可愛らしい🌼かんざしの様で素敵ですね🥰
この群生地は川沿いの県道から見上げることができますので、見応えがあると思います。
花が盛りになる直前には、ミツマタの優しい香りが群生地に漂います。
花期の後半では、周辺でサクラが花の盛りを迎えますので、今回のような風景を楽しむことができます。
濃い色の花について、「かんざし」を思い浮かべていただきましたことに感服しています。
コメントありがとうございました。