月が淡い姿で青空に浮かんでいる風景には意外性があると、わたくしは思っている。東方向に目を向けると太陽が眩しい。そして、好むと好まざるとにかかわらず、太陽の光で存在感を増した周囲の自然物や人工物が視野に入ってくる。そのような状態で、淡い白色を帯びた月が太陽の明るさに負けることなく浮かんでいる。そのことにふと気づいたとき、感動のようなものを覚えるからだ。
もっとも、今回は10時28分に下弦となる月が青空に浮かぶのを待ち構えていたので、「ふと気づく」ではなかったが.....
下弦の月、ぽっかりと浮かぶ白雲から姿を見せて
6時半頃(正午月齢 21.6)、明るくなりはじめた青空では画竜点睛の如くにて
余談ながら、この時間帯では東側の山並みがまだ太陽光を遮っている
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ちなみに、上弦の月(11月9日)
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流れてくる白雲で見え隠れする下弦の月(午前10ー11時)
間近の山林に沈みはじめる月(11時15分頃、月の入り(群馬)は12時33分)
例年に比べて遅れているが、山林の黄葉化が進みはじめた。
11月23日、桐生市にて、撮影でのホワイトバランスは太陽光、RAW → JPEG、現像ソフト:キャノン Digital Photo Professional 4
確かに、かつてに比べて昼間の淡い月などが見つけ難くなりました。さらに、街の明かりのためでしょうか、秋や冬の夜空を飾っているはずの星座も、こちらではほとんど見えなくなっています。2011年に夜間での計画停電が実施され街が一斉に暗くなったときは、夜空で輝く星の多さで、子供時代に仲間と星座を見つけあったことを思い出しました。
コメントありがとうございました。