今日10時から、ある勉強会のカンファレンスに出かけた。
参加メンバーのある臨床心理士の方の話では、「これほど徹底してカンファレンスを深めている勉強会はないのでは・・・」と言う。私も、その通りだと思う。
その若い臨床心理士の方が更に教えたくれた。
この数年、臨床心理士を出す大学院が各地に出来て、毎年若い臨床心理士が誕生している。
ところが、現実は、カンファレンスをきちっと指導できる教官も少ないし、カンファレンスの場もないとのことだ。
名前は、臨床心理士でも、講義中心の勉強をした者がほとんどだという。
私が、40年前にカウンセリングを教えていただいた頃は、「資格をとって何の役に役に立つ?クライエントの語るところをどれだけきちっと聞けるかどうかが重要です」と教わったものだ。
この頃は、本当の実力よりも、肩書きや何処の大学の出身かが注目される時代になってしまったようだ。
残念なことである。