毎日新聞 《時代を駆ける》から、倉本聰のことば。
<4月に東京学芸大、続いて全国の教育大と提携、自然体験学習プログラムを始めた>
いま、豊かな暮らしにどっぷり浸っちゃっているために、何が環境かということがなかなか分からない。これから教育者になる人たちに一番、環境のことを勉強してもらい、それを伝えてもらいたいと考えたんですね。
学芸大の入学式で講演した時、「息を止めてみて」と言った。人間は呼吸して生きていますが、当たり前すぎて、息ができない苦しさを忘れています。でも、何人もの学生がやろうとしないので怒鳴ってしまいました。知識をくみ取ればいい、話だけ聞いていればいいという学び方に慣れきってるんですね。
教師たちも、「管理責任」という言葉ができて、萎縮(いしゅく)している面があります。教師はもっと人間的に生徒と付き合わないとだめでしょう。僕の恩師を見ても、自分の欠陥を見せてくれる先生がよかった。極端な例だけど、先生だって人間なんだからストリップぐらい見ますよ。夜に飲むときは女の話もするしね。
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