法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

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主宰者の《日乗》

『無量寿経・下』の言葉

2011年09月06日 23時27分36秒 | 日乗

夕方、稲取から帰りました。

19歳で生家を離れて、50年近くになります。
その間、帰省することはありましたが、今回のように10日間の独居ははじめての経験です。

晴耕雨読の真似事の毎日でした。
持参の『無量寿経』を読んでいて、次の箇所が眼に留まりました。

人、世間の愛欲の中にありて、独り生じ独り死し独り去り独り来りて、行に当り苦楽の地に至り趣く。身、自らこれを当くるに、有も代わる者なし。

【意訳】高木昭良著 『浄土三部経の意訳と解説』より
およそ人は愛欲の広海にさ迷いながら生活をつづけているが、つまり一人生まれて独り死に、独り来て一人去ってゆくのである。すなわち人はそれぞれその行いによって、苦楽の境界に生まれてゆくのである。したがってその責任は自分が負わなければならず、だれもこれにかわってくれるものはない。

どのように読み深める各人ところだと思います。
ただ、短兵急に答えを出すのではなく、“座右の言葉”として“各人の人生の杖”として、味わっていけたらと考えます。

 

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