法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

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『仏説無量寿経』勉強会

2013年09月09日 23時09分33秒 | 里村専精師の言葉

先程、新小岩の専福寺様で隔月に開催される、『仏説無量寿経』の勉強会から帰宅しました。

講師は、新潟親鸞学会会長の里村専精師です。

テキストは、

里村専精著『大無量寿経を読む』彌生書房
 1988年11月10日 初版印刷・発行
   
*残念ですが、絶版です。

この専福寺様の里村専精師の勉強会は、40年以上になるとのことです。
私は、2010年1月からの聴聞になります。

もっと早くからでかけられたと残念に思いますが、これもご縁です。

さて、今晩は、テキストの170㌻13行目~171㌻を教えていただきました。

真宗聖典(東本願寺版)科文でいえば、
74 『東方偈』の後半の「如来智慧海 深廣無涯底」~
75 明一生補処
76 明光明不同
77 明身相具足
78 明智慧円満
79 明永離悪趣

里村専精師のお話は、
「仏教は 人間学。仏道は 人間道」の立場からのお話で、
私には、これまで若い頃から学んできたカウンセリングともぴったりと重なり、
本当に、毎回、自分が深められる思いがします。

今晩の勉強会から一つだけ紹介します。
三明についてのお話がありました。

三明とは、
①宿命通…機の深信
②天眼通…法の深信
③漏尽通

 「漏」は、「煩悩」のこと。
 
 一般に、「漏尽」とは、煩悩を尽くす。煩悩を無くすことを仏道の学びと理解します。
 里村師は、人間は生きている限り「漏(煩悩)」は無くならない。
 よって、「漏尽通」とは、「漏(煩悩)」を手がかりとして、
 手引きとして「仏教的な学びを継続する」、「学びの人生を実現する」と教えてくれました。

 カウンセリングでもこの頃は、
 
悩みの解消を目的とする対症療法的なアプローチが主流のようですが、
 悩んでいる自分を自己受容して、学びを継続することが大事なように思います。

里村専精師のお話を、大勢の方々に知ってもらいたいと思います。

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