法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

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里村専精師 浄土真宗へようこそ(No22)

2013年12月16日 23時28分56秒 | 里村専精師の言葉

里村専精師の「浄土真宗にようこそNo22」をお届けします。

浄土真宗へようこそ No22

浄土をインドの大乗仏教に根拠がないとする説が横行しています。
殊更に言い出しているのではないのですが、浄土は本来の仏教から出てこないとするものです。
1.インド神話が根拠だとする説があります。
2.ストゥーパ礼拝からだとする説もあります。
3.中近東の楽園思想からだとする説もあります。
が、どれも仏教の事実を知らない者の説に見えます。
最初に一つの光がともりました。ブッダの正覚です。
その光はすぐに6つに増えました。五比丘が光に満たされたのですから。
地上に6人のサンガが出現し、大地に生きる新しい運動が始まります。
サンガは、すぐに30から60へと広がります。
それは出家だけではなく、在俗の人々にも広がっていたはずです。
やがて45年の化導の成果は、随分大きな集団になっていたはずです。
サンガは、ブッダの滅度の後にも生き続けました。
サンガが生まれてこそ仏教は生きているのですが、見事にサンガは歴史を創造します。
部派仏教は、実際には数々のサンガの営みのことを言います。
中で大乗のサンガは、ブッダの仕事を引き継いで経典までも生産するようになります。
これら大乗のサンガの人々は、サンガに共通の光を知っていたはずです。
後に、親鸞(1173-1262)は「無量光明土」と呼びました。
浄土は、光に満ち大般涅槃を超証するサンガの世界なのです。
そしてそれは本願に基づいた阿彌陀仏の他力の世界です。
ブッダ釈尊の時代では、当然他力が常識でした。
釈尊も生涯「正法奉仕」されたと宣言されていますが…、
自らのダルマの偉大に奉仕される姿を見ても、他力の覚りが仏教の本来だったのです。
仏弟子(サンガ)たちも、大いなる他力で覚ったはずす。
大乗の歴史を潜って、サンガの人々は浄土という大きなサンガ世界を見開いたのです。
他力本願の荘厳するサンガ世界、それは釈尊のサンガも諸仏のサンガをも包む世界です。


*今週末、21日(土)午前10~12時 
 くりのみ会【親鸞とカウンセリングコース】を開催します。 

 『教行信証』の音読が中心の勉強会です。
 ぜひ、お出かけください。

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12月の《親鸞とカウンセリングコース》のご案内

2013年12月16日 00時00分27秒 | 日乗

11月の「親鸞とカウンセリングコース」

   日 時 : 12月 21(土) 午前10時~12時
   場 所 : タワーホール船堀 (部屋は入口の掲示板をご覧ください)

 
《学習の流れ》
 
・『正信偈』の読誦
  

・井 戸 端(楽談タイム)

・『三帖和讃』を聞く (5分くらい)

・金子大栄校訂『教行信証』岩波文庫 音読
  *今回は、285㌻7行目~294㌻10行目を音読します。
 
 *感想・意見交換
  *「核心の一句」「人生の杖言葉」を探します 。 


     ~「真仏土巻」 2回目になります~

◎その他
  ①会費+会場費  大人1000円    大学生500円

  ②テキスト・資料等は、事務局で用意しています。
    *テキスト 金子大栄校訂『教行信証』岩波文庫
      お手元にある方は、お持ちください。  

  ③《くりのみ会》は、特定の団体・宗教・宗派とは関係ありません。
    どなたでも参加できます。

  ④勉強会の後、ランチ&懇親タイムもあります。 (12時から1時間程)
    自由参加です。毎回、楽談で盛り上がります。

 
◆次回は、1月25日(土)になります。 『真仏土巻』3回目

 

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