昔話です。
1999年の年越しは、ローマに滞在していました。
街は大勢の人出、爆竹が鳴り響き、賑やかで平和な新年を迎えていました。
元旦。
バチカンまで足を伸ばしました。
世界中からの信者さんと観光客でごったがえし、広場に近づくのも悪戦苦闘でした。
ローマのTVで、世界各地のお正月風景のリレー番組を見ました。
今になれば、大きな錯覚ですが、
ボクは、「2000年代は、世界平和の時代の到来だ」と思ったものです。
悲しい現実ですが、このところの世界各地は、本当にキナ臭いですね。
領土の対立・人種間の対立・宗教的対立・貧富の対立・・・・
毎日、殺伐としたニュースが、世界各地から届きます。
ブラジルW杯も近くなりました。
サッカー王国ブラジル国内では、反対デモが頻発しているようです。
スポーツの祭典ですから、世界中が平和を共有できることを願うものですが、
残念ですね。
今日のニュースでは、
ブラジルの先住民グループが政府のよる土地の強制収用に抗議するためのものだそうです。
一方、我が日本国の東京オリンピックに目を向けます。
本当に大丈夫なのでしょうか?
福島原発は、安倍首相の世界公約はウソでバレ!バレ!
汚染水が垂れ流しのようです。
(東京オリンピックに世界の目が向けられるようになると、世界から批判の声が上がるでしょうねー)
新国立競技場。
緑豊かな神宮の環境破壊・歴史的景観破壊。
日本を代表する建築家の方々や学者の方々が批判。
規模の縮小やコストの削減を求めています。
またまた、オリンピック工事が始まり、渋谷の街の大改造、大手ホテルの立て替え等。
東京一極集中。東京での大工事が目白押し。
東日本大地震・福島原発事故の地元では、
土木・建築関連の人材不足や資材等の不足・高騰で困ったいるようです。
市場原理。グローバル経済。
富める者の横暴が、世界を席巻しています。
仏教では、
「中道」という教えがあります。
「自利利他円満」「足(タル)を知る」等といった言葉もあります。
欲望を全開した時代からの変革。
真の民主主義を実現するる時代の到来を念じています。