今晩は、
週一回開催の《zoom法音道場》・『教行信証』音読学習会でした。
テキストは、
金子大栄校訂『教行信証』岩波文庫
浄土真宗聖典『顕浄土真実教行証文類』[現代語版]本願寺出版社
学習会の内容は、
*1分間 念仏
*岩波本・音読
*現代語版・音読
*語り合い
もとより、参加者は仏教の初心であります。
専門的な議論など、とてもとても無理です。(笑)
できることは、「お念仏」「音読」「井戸端」です。
さて、今晩は、「行巻」の『論註』、「三願的証」の箇所を読みました。
曇鸞大師は『浄土論註』巻下で、
第18願 第11願 第20願をあげて、
本願力によって速やかに往生成仏することを証明されています。
ご存知のように、親鸞聖人は、
『顕浄土真実教行証文類・仮身土巻』で、
「三願転入」といわる(あゆみ・プロセス)を遺してくださっています。
「三願的証」と「三願転入」
専門的な裏付けは分かりませんが、
親鸞聖人は、天親菩薩の(浄土論)、曇鸞大師の(論註)に出会って、
驚喜されてのでしょうね-。
浄土論・浄土論註を(裏打ち)されたと思います。
今晩、参加の皆さんと確認したことは、
化門→真門→選択の願海に転入する。
恒常に不可思議の徳海を称念する。
を先ずおさえて、
「総序」にあるところの、
摂取不捨の真言、超世希有の正法を聞思する
との箇所を(各各のこととして具体的に実感しましょう)と語り合ったところです。
先師・五十嵐正美先生は、
カウンセラーの「聴聞」は、
「(よびかけ)と(たしかめ)である」と簡素な言葉で遺されました。
(不可思議の徳海を称念する)具体的な姿として領解しています。